プロジェクト活動とリーダーシップWeekが始動! 最新機器の揃った空間「D-Lab」も誕生
従来のサークルが進化し、プロジェクト活動へ
常総学院中学校は、今年度から中学全学年を対象としたプロジェクト活動(Jプロジェクト)をスタート。これは昨年まで行われていたサークル活動と委員会活動を融合し、さらに発展させた活動で、毎週火・木曜日の放課後に実施されています。今年度のプロジェクト活動は「合唱」「音楽」「演劇」「なんでもコンテスト」「美術」「書道」「スポーツ」「陸上」「PC」「アンバサダー」「SDGs」の11種類。プロジェクト全体を統括する堀越早紀先生は、「スポーツ、陸上など高校生の部活動と一緒に活動しているプロジェクトもあります。従来のサークルや委員会との違いは目標設定を自分で考えられるという点です。学内だけでなく学外の大会、コンクールなども目標に進み、ここで学んだことをどう社会に活用していくかも考えてほしいと思っています」と話します。例えば、SDGsプロジェクトでは地元の企業、リコージャパンつくば営業所を訪問。個人の座席を固定しない「フリーアドレス」や、ごみ箱を1か所にまとめてごみを減らす工夫などを見学し、学校で始められることを意見交換しました。堀越先生は「一般的な部活動よりも本校のプロジェクトが有名になるくらい発展させることができれば」と笑顔で話してくれました。
クリエイティブな体験・学びを得られる空間・D-Labが誕生
同校では今年度、プロジェクト活動のうちいくつかの拠点でもある「D-Lab(Digital Laboratory)」をオープン。パソコンや3Dプリンターなどの最新機器を設置し、クリエイティブでエキサイティングな学びを提供しています。グリーンバックと呼ばれるスタジオのような空間では録音・録画やその放映を行ったり、ドラマを制作したりしています。PCを選択した生徒たちはグループに分かれ、ドローンを飛ばす、3Dプリンタを使用した製作、ハイスピードカメラ撮影と編集、レゴロボットの組立・操作などを行っています。有志でロボットコンテストの全国大会出場実績のある生徒もいるなど、パソコンやものづくりが好きな生徒たちが生き生きと活動しています。担当の大毛道弘先生は「生徒の自主性に任せて活動を行い、教員は基本的には見守るスタンス。もちろん、困った時には手を差し伸べます」と話します。今後、ここからどんなアイデアや作品が生まれるのか楽しみです。
社会に貢献するリーダーを育成するリーダーシップWeek
同校では今年度からプロジェクト活動と同時に「リーダーシップWeek」も始動。教育目標である「社会に貢献するリーダーの育成」に必要な力を身につけるために年6回実施されます。この取り組みはリーダーシップWeekを「Study」と「Leader」に分け、前者では基礎学力を定着させた上で中学校の授業の枠を超えた学問の楽しさを体感できる講座や教科横断型のスペシャル講座などを実施し、生徒の意欲の向上や視野を広げます。後者ではリーダー育成のための独自のプログラムを展開。専門家を招聘し、学年、時期など成長段階に合わせた講座や活動を実施しています。
教頭の坂入裕一先生は、「本校は『伸ばす常総』という評価をしていただいてきましたが、今後は新しい取り組みの中で身についた知識・技能をどのように活かしていくか考えていきたいですね」と話します。今後も生徒の成長が期待できそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
常総学院中学校
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最寄駅/JR常磐線「土浦駅」からバス「常総学院入口」徒歩5分。スクールバス:つくばエクスプレス「つくば駅」・JR常磐線「荒川沖駅」、「坂東方面」「古河・常総方面」「石岡方面」「稲敷方面」ほかあり。