私学探検隊

学園のグローバリゼーションを加速する新校長就任

これまで国際部長として数々の独自プログラムを企画

この春、東大5、京大4、東工大5、一橋大5、藝大2の合格者を輩出した桐光学園では、新しい校長先生が就任。新校長は国際部部長を務めていた英語科の岡村薫先生です。国際部は8年前にでき、「ケンブリッジ大学リーダーズ研修」やオセアニアでのターム留学など、独自のプログラムを数多く企画し、グローバル教育を推進してきました。また、帰国生の受け入れも早い時期から行ってきた同校。

「創立者の『世界に眼を開く』という原点をもう一度見つめ直したいと考えています」と就任の抱負を語る岡村先生。

そんな岡村先生がいま注力しているのが「THINKTIONプログラム@San Diego」です。

「これは世界中から注目されるアメリカのチャータースクール『High Tech High』の課題解決型プログラムを盛り込んだもので本校では昨年初めて実施しましたが、導入は大成功でした」

また、「ケンブリッジ大学リーダーズ研修」ではケンブリッジ大学内の寮に滞在し、イギリスの歴史や文化、科学などアカデミックな学びを通してグローバルな見方や考え方を身につけていきます。

 

新校長の岡村薫先生。

人と人の輪を広げていく経験を生徒たちにも!

岡村先生はまた新たなプログラムも考えています。次々と企画を考え実現できるのは、先生自身の『人と人』との輪、ネットワークにあります。

「父の仕事の関係で、子どもの頃から日本にいながらにして海外の方と接する機会が多く、世界中にいる当時からの知り合いや友人がいまでもプログラムを作る際、サポートしてくださいます」

じつは岡村先生自身も学び続けています。スタンフォード大学では「21世紀型教育」を科学的に学び単位を取得、機会を得てはケンブリッジ大学やハーバード大学でも研鑽を積んでいるとのこと。

「これらの学びの過程でまた新しい知人ができ、人の輪が広がっていく……。これまでのプログラムも人と人が結んでくれたものなのです。これから社会に出ていく生徒たちにもそのような人の輪のつながりを経験してほしいと思います」

またカナダの高校の卒業資格を取得できるダブルディプロマの導入など、今後は日本にいながらにしてグローバルな体験ができる機会を増やしていきたいとも言います。

「たとえば中3の冬に行うTOKOイマージョンスクールなどでは留学生に『なぜ日本に来たのか』『日本のどこが好きか』と質問します。その答えだけでも生徒にとっては日本の良さを再発見するグローバルな体験なのですが、新しい人の輪、ネットワークが広がっていくきっかけとなる体験でもあります」

最後に岡村先生にとってのグローバルについてのお考えを伺ってみました。

「単に『海外で活躍する』という意味だけではないと思うのです。自分の意見や考えを自信をもって伝えられる、異なる価値観を受け入れられる気持ちや精神が、本来の意味だと思います。そして、そのような精神性を有した『次世代のリーダー』の育成が本校の役目です」

新校長の岡村先生のもと、ますますグローバル教育が加速する同校に注目です。

 

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

桐光学園中学校
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