地域学 ~鳴子スタディツアー~
横浜女学院の教室で使用している机と椅子は、宮城県大崎市鳴子地区の杉と無垢材で作られています。木材を大きい状態からだんだん細かくしていき、使い切るという考え方について知り、取り組みへの想いと鳴子の森で体感し、社会課題に対して学問的にアプローチすることを目的に、高校2年生の希望者で10月に鳴子スタディツアーに行きました。実際に森に入り、チェーンソーで木を切り倒す体験や廃棄されてきた残材などを木質チップ化し、発電と熱供給を同時に行うシステムを見学しました。2日目には、東北大学川渡フィールドセンターを訪れ、生ゴミからメタンガスを発生させて活用する実験を通し、再生可能エネルギーの特長について学ぶことができました。3日目には、東北大学の産学連携での運用が始まる次世代放射光施設「ナノテラス」や研究所も見学し、最先端の研究を目の当たりにし、自分たちが学びたい専門分野について深く考察する時間となりました。
このスタディツアーを通じて、自ら専門的に学びたい想いや軸は何なのか、それについてどの学問分野からアプローチしたいのかについて考察する機会を得ました。
また、東北大学が募集したアントレプレナーシップに「鳴子の活性化」をテーマとして2チームが参加をし、12月に再び鳴子を訪れました。継続的な学びで人や地域とのつながりを深めることができました。3月には最終発表会が行われ、本校から参加した2チームが最優秀賞と優秀賞を受賞することができました。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
横浜女学院中学校
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