私学探検隊

西馬込の地で、得意分野を伸ばし、これからの時代を生き抜く人間力を養う

校長大場一人先生

校長大場一人先生

「行学二道」の精神のもと、知識や経験(学)を、行動で示すこと(行)のできる人間の育成を掲げる同校。これからの時代に求められる、学力に裏打ちされた高いコミュニケーション力と豊かな人間性を育む取り組みを実践しています。

12年目を迎える“R-プログラム”
本校には“R-プログラム”という3つの“R”の力(Research・Read・Report)を養う独自の取り組みがあります。朝のホームルームなどでコラム記事を読んで要約し、自分の意見を発表するという「読む・書く・伝える」活動で、中学1年生から毎朝繰り返し行います。
本校が西馬込の地に移転してから取り組んでいます。もともとは一部の若手の教員が行っていたプログラムでしたが、今では学内に展開して行っています。2024年度で12年目を迎えるプログラムです。最近の子どもたちの様子を見ていると、活字離れだけでなく、自分の興味関心のある情報にしか触れないという傾向が強いと考えています。“R-プログラム”では、毎回違うテーマについて読む・書く・伝えるという活動を行うため、自分の興味関心ではないテーマにも触れなければなりません。この「読む・書く・伝える」を繰り返し行うことで、まずは活字に慣れていくこと、そして3つの“R”の力を育むことができるのです。

R-プログラム”をベースに社会を知る
この“R-プログラム”をベースとした探究学習も本校では行っています。その一つがキャリアプログラムです。中学校では“職業を知る”ことをテーマに職業や社会について探究していきます。
中学1年生時に職業講話、中学2年生時に職業理解、中学3年生時には職場体験と、学年が上がるにつれて、将来の進路をよりイメージできるようにしています。中学2年生で行う職業理解では、仕事は様々な方々で成り立っていることを知り、中学3年生時の職場体験を迎えることができるようにしています。例えばスーパーなどの小売業の仕事は生徒にとってイメージしやすいと思います。しかし付随する卸業や運輸業などの仕事はイメージしづらいものです。様々な職業を知るだけでなく、様々な仕事で社会が成り立っているということを知ることで、生徒自身が目的意識をもって職場体験を行うことができます。職場体験をした生徒には、進路がより明確になる生徒や、中には両親への感謝を感じる生徒もいます。

“R-プログラム”で養う非認知能力

中学3年生時の職場体験。中には広告代理店を体験する生徒も。

“R-プログラム”を通して「普段の学習でも知らない単語や用語について、まずは調べてみようという姿勢が付いた」と感想を言う生徒もいます。“R-プログラム”では様々な発表の機会があります。発表を聞いていると、子どもたちにしかできないような発表があり、大人も新たな発見があります。科目学習だけでは測れない、非認知能力が育まれていると感じています。
今後も“R-プログラム”を通して、社会で必要な力を身に着けた生徒を育てたいと考えています。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

立正大学付属立正中学校
[学校HP]https://www.rissho-hs.ac.jp/
〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1 Tel.03-6303-7683
最寄駅/
都営浅草線「西馬込駅」徒歩5分。JR・東急池上線・都営浅草線「五反田駅」、JR「川崎駅」から
バス「立正大学付属立正中高前」徒歩2分ほか。スクールバス:JRなど「大崎駅」から20分。

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