昨年、「第90回NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクール」で金賞を受賞し、歴代初のNコン全国出場した合唱部。部長、副部長に話を伺いました。
名だたる大会で結果を残し
躍進し続ける合唱部
「全国大会に出られたことはうれしかったけれど、1位になれなかったのは悔しい」。2023年「第90回NHK全国学校音楽今クルール全国コンクール」(以下Nコン)に初出場し、銀賞を受賞しましたが、中学3年生の倉林さんと野本さんは、すでに次の目標に目を向けています。Nコンに出場したのは歴代初の快挙でしたが、実際にステージに立つと「優勝しなければ物足りない」という気持ちになったといいます。23年度はほかにも様々な大会で輝かしい成績を残していますが、それで満足はしていません。
国府台女学院中学部の合唱部は39名。そのうち中学3年生は18人と人数も多く、この学年の結束力の強さや向上心の高さが今年度の好成績に繋がっているといえます。合唱部が全日本合唱コンクールの関東大会に初めて出たのは10年前。2回目の関東大会出場時には全国大会へ進出、以降、ほぼ毎年のように全国大会に出場してきました。コロナ禍を経て、今また快進撃が続いています。倉林さんは「後輩を引っ張る立場になってみんなと話し合う機会が増え、結束が強くなりました。大会前の不安や緊張も励まし合える仲間がいることが精神的な支えになりました」と話します。
合唱部は週4日の通常の活動だけでなく、作曲家やプロの指導者から指導を受けたり、演奏会に行ったりと、外部と関わる機会を設けています。本物に触れ、自分たちの知らなかった世界を見ることは生徒たちにとって大きな刺激となっているといいます。「合唱はただ歌うだけではダメ。表現力や語彙力も養っていく必要があります。難しいですが、少しずつ学んでいます」(倉林さん)。「合唱は“聞く”が7割、“歌う”が3割。聴く力も養いながら、全体のハーモニーの美しさを意識するようにしています」(野本さん)。生徒が自分たちで目標や課題を見つけ、常に前を、先を見ています。
「部活動を通して自分の好きなものに本気になること、本気で取り組むこと、そして諦めない気持ちを体験してほしい」と顧問の堀野直美先生。人とのコミュニケーションやチームワーク、みんなで作り上げる喜びなど、合唱だからこそ学べることは多いと言います。国府台女子中学部の合唱部は部員全員が同じ方向を見て次のステップを目指しています。
●第90回 NHK全国学校音楽コンクール
全国コンクール銀賞・文部科学大臣賞
●第78回 関東合唱コンクール
金賞(支部長賞)
●第78回 全日本合唱コンクール全国大会
中学校同声部門 金賞(高松市長賞)
●第34回 千葉県合唱アンサンブルコンテスト
金賞(千葉県教育長賞・全国・関東推薦)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
国府台女子学院中学部
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