世界基準の価値観が身につくグローバルな女子校 学びと挑戦を通じて豊かな人間性を育む
3教科は習熟度別
ネイティブと過ごす日常
グローバル教育を中心に探究型の学びを通じてさまざまな取り組みを行っている神田女学園。同校での6年間はどのようなものになるのでしょうか。今回は、英語と多言語を学ぶグローバル教育の柱について、広報部 部長の奥田礼章先生にお話を伺いました。
中学の最初の3年間は、基礎学力と英語力をつけることに重点を置いています。中学1年生では、国語、数学、英語を習熟度別に分けて学び、勉強の仕方を教えるところからスタート。専任の英語ネイティブ教員が10名以上在籍し、担任や副担任として各学年に配置されているため、英語での意思疎通が日常的な環境となっています。最初は緊張して上手く話せなくても心配はいりません。国際的かつ開放的な校内の雰囲気は、本校ならではの魅力です。
中学2年生になると、徐々にネイティブ教員とのコミュニケーションが取れるようになります。日常会話の中で自然な英語表現や発音を学び、英語力、特にリスニングとスピーキングのスキルが大きく伸びていきます。
英語の学び方がある程度身についてくる中学3年生からは、「教養としての第二外国語」として、中国語、韓国語、フランス語の中から一つを選択し、「トリリンガル教育」に力をいれます。英語が苦手でも他の言語が得意な生徒も出てきて、個性が見られ始める時期。母語で考えたことを伝える言語が増えるのは生徒にとっても楽しいようで、日直日誌を韓国語やフランス語で書いたり、中国語で教員に話しかけたりする生徒もいます。
高校からは3コース制
将来の希望に合わせて選択
中学3年間の学びと将来の希望を考慮して、高校からは、中国語、韓国語、フランス語から選択可能な多言語教育と探究型の学びを提供する「キャリアデザインコース」、半年から2年間の留学を含む「グローバルコース」、国公立大学や難関私立大学を目指す「アドバンストコース」の3つのコースのいずれかを選択します。
一番多くの生徒が進学する「キャリアデザインコース」は探究論文やプレゼンテーションに力を入れ、第二言語もさらに深く学びます。中学の選択を継続してもいいですし、高校から別の言語に変更しても構いません。
企業とのコラボレーションや自分の興味のあるテーマを探究した成果を、総合型選抜の武器として希望の進学先に進む生徒も増えてきました。部活動に加えて、語学研修など、さまざまな経験を積むことができるのも、本校の大きな強みです。また、近年、大学進学率が上昇、全国約65校の大学と高大教育連携を締結、海外大学への進学実績もあるなど、存分にみなさんの可能性を広げられる環境が整っています。
世界基準を身につける
グローバル教育
多言語教育や海外留学プログラム、探究活動などのグローバル教育に力を入れる理由は、行動や価値観の基準を世界レベルで育むことを目指しているからです。その成果はいろいろな場面で見られ、多くの生徒が探究論文で日本と海外を比較したり、高大連携で北海道の大学の先生に意見をいただきながらまとめた論文を、最後に英語で執筆したりする生徒もいます。日ごろから海外を身近に感じられる環境が整っているため、自然とそうした発想が生まれ、表現方法として英語も選択肢に入ってくるのでしょう。これからも生徒たちが異文化理解を深め、国際的な視野を持つことで、将来のグローバル社会で活躍できる人材になってくれることを期待しています。
本校のモットーは「楽しくなければ学校ではない」。やりたいことを存分にやろうという雰囲気が学校全体に浸透しています。英語が伝わった瞬間は本当に嬉しいものです。小学校の時に英語が苦手でも心配いりません。間違ってもいいから挑戦し、うまくいかなくても次につなげればいいという気持ちで、グローバルな校風を楽しんでください。新しいことに挑戦し、自分の可能性を広げる毎日を過ごしてください。
▶ 英語/English ◀
■English 4 Skills
英語を「話す」だけでなく、「伝える」ことができる英語力にするため、文法や読解なども体系的に丁寧に学んでいきます。英語で読んで英語で考え、記述し、伝えることができる力は真の英語力につながります。
■CEFR C1の運用能力へ
CEFR C1(英検1級レベル)の運用能力を目指して4技能をバランスよく学んでいきます。特に成果を示すことができる各種検定の取得やスコアの向上を目指して、対策講座なども充実しています。
■学校生活でも発揮される「英語力」
毎年3学期に行われるプレゼンテーションショーケースでは、中学生全員が英語でのプレゼンに挑戦します。高校では同様の活動を行うほかに、国際交流の機会にスクールバディとして留学生をアテンドします。また、外国籍の生徒や留学生もクラスメイトにおり、英語でのコミュニケーションが日常であることも、生徒たちのモチベーションの向上につながっています。
▶ 第二外国語/Second foreign language ◀
*中3から(高校入学生は高1から)選択
■フランス語[中3~]
国際公用語として重要なフランス語。語学を学ぶことでフランスの文化、歴史、ファッションなども知ることができ、英語圏以外のグローバル視点を持つことができます。また、フランス語を第二外国語として学ぶことで、世界で活躍できるチャンスが広がります。
■中国語[中3~]
単語や発音、日常生活で役立つ表現を身につけるとともに、文法もしっかりと学びます。HSK中国語検定を全員受検し、最上級である6級合格を目指します。また、母語として話せる生徒も在籍しており、本物のグローバル環境の中で学びます。
■韓国語[中3~]
ハングルの読み書きから日常生活で役立つ表現などを丁寧に学びます。コミュニケーション力を養いながら検定試験の対策も行うので、初心者でも安心して学ぶことができます。韓国語を学ぶことでアジアを始めとする世界を知るきっかけとして視野を広げられます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
神田女学園中学校
[学校HP]https://www.kandajogakuen.ed.jp/
〒101-0064 東京都千代田区神田猿楽町2-3-6 Tel.03-6383-3751
最寄駅/
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