変わらず、成長する―新校長が導く、芝国際中学校の未来
2024年4月、芝国際中学校は新たな節目を迎えました。長年にわたり女子教育で顕著な業績を重ねてきた吉野明先生が、新たな校長に就任したのです。女子教育の専門家が新設された共学校をどのようにリードしていくのか、その想いと構想を伺いました。
昨年4月に創立されたばかりの芝国際中学校。地下鉄三田駅から地上に出ると、すぐ目の前に12階建ての新校舎が見えます。
校内へ入り、指定された部屋へ向かうと、開け放しのドアの向うには、新校長の吉野明先生が立ったまま、何か描きものに没頭している様子が見えました。
校長が変わっても、芝国際の理念は変わらない
吉野先生に声をかけると、「さ、どうぞどうぞ」と迎えられました。早速、就任について伺います。「まずお伝えしたいのは、私が校長になったことで芝国際の方針や理念が変わることはありません」
とのこと。ただし、「皆さんのご意見をよくお聴きし、修正すべき点には、柔軟に対応していきます」
机の上の紙を取り上げると、
「保護者の方々にアンケートを取り、ご意見を伺った結果です」
先生が先程まで描いていたのは、アンケートの結果をグラフや図表にしたものでした。
「本校の良いところは伸ばし、問題点は一つずつ解決していきます」
現状を、率直に、皆で共有するという先生の姿勢が伺えます。
挑戦・行動・突破、そして貢献。
自ら創造する生徒たち
創立間もない芝国際中学校では、生徒たちが学校文化の創造に積極的に関与しています。生徒会や各種クラブ活動、そして初めての体育祭も生徒たちが主体となって行っています。
「挑戦・行動・突破、そして貢献」を掲げる芝国際では、スマートフォンの校内使用が議論になった際も、生徒たちが自ら委員会を立ち上げ、先生がたへプレゼンテーションするなど、皆で適切なルールを導入していったそうです。
もちろん、ただ生徒任せにしているわけではありません。
「今日もこの部屋で、生徒たちと一緒にお弁当を食べながら、これからの芝国際について、さまざな意見を共有しました」(吉野先生)
生徒たちと直接話し、考えを聞き、時に励まし、時に道筋を示している様子が浮かびます。
革新的な学びと確かな学力
芝国際の6年間で成長を
芝国際中学校では、「世界標準の教育」と「確かな教科教育」を組み合わせた独自のカリキュラムを提供しています。
同校には「国際コース」と「本科コース」の2コースが設けられ、国際コースではインターナショナルエデュケーターが英語で主要教科を教えています。一方、本科コースではSTEAM教育と世界標準教育をバランス良く実施し、文系と理系の能力を偏らないように育成しています。
さらに、アメリカ、オセアニア、などへの研修・留学プログラムが多数用意されています。
吉野先生は「革新的な学びと確かな学力を両立させることが芝国際の特色です。中学から入学する生徒は、より広い視野を持って成長することができます」と6年間での一貫教育を推奨しています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
芝国際中学校
[学校HP]https://www.shiba-kokusai.ed.jp/
〒108-0014 東京都港区芝4-1-30 Tel.03-3451-0912
最寄駅/
都営浅草線 三田線「三田駅」徒歩2分。JR「田町駅」徒歩5分。
都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩10分。