「私の好きな私、ここで見つかる」3校ワンキャンパスで描く、先進の女子校像
新たな学びの環境
京華女子中学・高等学校が京華中学校・高等学校、京華商業高等学校と同じキャンパス内に新校舎を構え、京華学園の「3校ワンキャンパス」が始まりました。
新校舎は最新の設備を備えつつ、高等女学校だった旧校舎の趣も感じさせる造りとなっています。
中には開放的なラウンジ、木材を多用した教室、広々とした家庭科室や音楽教室があり、明るさと温もりが感じられます。
生徒たちは、この快適な環境に加え、3校が同じキャンパスに集まったことで、より多様な視点を持つことができるようになりました。
「共感力」と「主体性」
京華女子中学校の教育方針は、「共感力」、「学力」、「グローバル力」の育成です。
相手を尊重し、受け入れる共感力は、従来行ってきた体験型プログラムに加え、男子校である京華中高、共学校の京華商業高とキャンパスを共有することで、より多様な力が身に付くとして期待されています。
また相手を尊重しながら、しっかりと発信していく「主体性」も京華女子では重視しています。
同校には、KSC(Keika Seek CLUB)という有志団体があります。
KSCは学校説明会の企画から運営まで行う組織で、説明会当日は司会進行もメンバーが務めます。
京華女子中学校の入試広報主任・山岡大祐先生は「KSCは、本校のメインフレーズである『私の好きな私、ここで見つかる』を体現した活動だと思います。生徒たちはさまざまな失敗や成功を重ねながら、いつの間にか主体的になっていきます」と話しました。
「内気で、人前で話すことが苦手であった生徒が生徒会長になるなど、それぞれが理想の自分に近づいていく姿は感動的です」(山岡先生)
「学力」と「グローバル力」
「学力」はフォローアップゼミ、ICT授業、夏期講習に加え、「中学校終了までに英検準2級の取得を目指しています」(山岡先生)。準1級・1級などの上級資格には、3校合同の講習会で手厚くサポートしています。
「グローバル教育」は中1での「イングリッシュキャンプ」、第二外国語(中国語、フランス語)の選択からはじまり、海外研修など、多彩なプログラムが用意されています。
京華女子中学校は、伝統を大切に守りながら、3校ワンキャンパスという新たな環境を得たことで、他の女子校にはない先進的な学校像を描こうとしています。
男子校、共学校、女子校が一つのキャンパスで学び合う新しい環境のこれからについて、池本先生、國廣先生、山岡先生にお話を伺いました。
池本先生 3校が同じ敷地内に揃いましたが、校舎も授業も各校別々なので、生徒たちの日常が大きく変わったわけではないようですね。
山岡先生 そうですね。ただ、校庭を見ると男子がいることに、本校の生徒たちは驚いていました(笑)。
國廣先生 これまでも、京華祭など、3校合同のイベントはありましたが、ワンキャンパスになったことで、他にも機会が増えるといいですね。
山岡先生 英検の講習会も、3校の合同開催で効果が上がっていますし、今後は、女子が少ない選択科目などは、放課後講習の合同活用も考えられるでしょう。
池本先生 3校で、より豊かな教育環境を提供し、生徒たちが多様な価値観を学び、活躍してほしいです。
國廣先生 3校合同のプログラムやイベントを通じて、お互いに影響し合い、これまで以上に高め合っていくことができると思います。
山岡先生 京華女子中学校としては、3校ワンキャンパスという新たな環境を活かしながら、これからも共感力と主体性を重視した教育を推進して、生徒の成長をサポートしていきたいですね。
池本先生 本当におっしゃるとおりですね。ワンキャンパスとなった新しい環境が生徒たちにとって成長の場となるよう、各校の個性は大事にしつつ、サポートは学園一丸で取り組んでいきましょう。
※京華中学校・京華女子中学校共通掲載
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
京華女子中学校
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