八雲学園で自分らしい人生が拓けた!9月からイギリスの大学へ
交流の輪を広げたい、それが英語を貪欲に学ぶ動機
次世代のグローバルリーダーを育てるために、英語教育に力を入れる伝統ある女子校から共学校へと変化を遂げた八雲学園。この春、共学1期生が卒業し、それぞれの夢に向かって一歩を踏み出しました。
その一人、矢吹優さんは、University for the Creative Artsに合格し、9月に渡英しますが、入学時から海外大学進学を考えていたわけではありません。コミュニケーションツールとしての英語に興味をもっていたので同校を受験。入学後はフレンドリーな性格を存分に活かしてクラスを超えた交流を図り、英語祭にも中2から実行委員としてかかわりました。
「海外の暮らしや文化、ファッションなどに興味が広がったのは、中3の年に始まったパンデミックがきっかけでした。自宅で過ごす時間が増えたので、海外で暮らす人たちとチャットでやりとりができるアプリで交流を始めると、自分の考えを英語で伝えることの難しさを痛感しました」
「オールイングリッシュ」の授業で自信が深まった
最初は翻訳ツールの助けを借りていましたが、そのうち自分の力で表現できるようになり、生の英語にもっと触れたい、という思いから、外国人の先生が英語で行う「オールイングリッシュ」の授業を志願しました。各クラスから帰国子女など英語が堪能な生徒を集めて行う授業です。異例でしたが、生徒が意欲をもって声をあげた時に、柔軟に対応する校風が同校の大きな魅力です。実力を測るアセスメント・テストを経て、高2から受講がかなうと、同年9月には、ラウンドスクエアが開催する国際会議に参加しました。
「2022年の舞台はオックスフォード大学でした。例えば環境活動家の方の講演を聴き、10人ほどのグループを作って解決策を話し合うなど、本格的な議論をすべて英語で行います。単語力の不足もあり想像以上に大変でしたが、深く考えること、自分の意見を持つことの大切さを学びました」
英語祭では参加者のために、英語を話す機会が増えるよう模索
帰国すると、実行委員長を務める英語祭の準備が待っていました。
「参加者の皆さんに、もっと英語を使ってほしいと思っていたので、恒例の英語劇では『この場面に登場したキャラクターは何?』など、英語で答えられるクイズを出しました」
実行委員にアイデアを募り、実施に至ったのが「QRコード」です。
「最初は何のために? と思ったのですが、実行委員会はやりたいことを実現する場なので、皆で知恵を絞り、パンフレットにQRコードを掲載し、英会話の参考になる動画につなげました」
矢吹さんの成長の鍵は、学んだことを行動に移して自分のものにしていく推進力にあると感じました。入学時の英語の実力は「英検4級程度」と言いますが、大学受験のために受けたIELTSのスコアは5.5。英検でいうと準1級レベルです。同校で英語力を伸ばし、人間力を磨いたことにより、海外文化やファッションに通じる学びができる海外大学を受験し、自分らしい人生の扉を開いたのです。「ものづくりが好きなので、まずは革製品のバッグ職人になって、いずれは自分のブランドを立ち上げたい」と目を輝かせていました。
真のグローバルリーダーを育てる八雲学園。女子校時代からの、個性を受け入れる校風を、ぜひ学校に足を運んで感じてください。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
八雲学園中学校
[学校HP]https://www.yakumo.ac.jp/
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