私学探検隊

英語と教科を統合した新しい学び、 上野学園中学校に国際コースが新設

新たな国際教育の幕開け

上野学園 国際コース プログラム・デザイナー
マイケル・サンダークリフ先生

上野学園中学校は、創立120周年を記念して、2024年4月に「国際コース」を新設しました。

上野学園国際コースの特徴は、大きく分けて2点あります。

1つは、日本の一条校として初めて、ケンブリッジ国際教育プログラムにCLIL手法を導入したこと。

もう1つは、必ずしも英語力が高くない、一般的な日本の教育を受けてきた生徒が対象であること。

本コースのプログラム・デザイナー、マイケル・サンダークリフ先生は、「国際的な教育の機会を入学時の英語力で狭めたくなかったからです」と話しました。

多彩なプログラムの魅力

上野学園国際コースの魅力は多岐にわたっています。

入学時に特別な英語力は必要ありませんが、中高6年間で外国語運用能力の国際基準B2レベルの英語力を身につけていきます。

授業は、ケンブリッジ国際教育プログラムに、言語と学習を統合した教育「CLIL手法」を導入し、全教科のうち、国語、社会、道徳以外の7割(英語、数学、理科など)が英語で行われます。

語学力と教科力を同時に養い、欧米の大学へ進学可能なケンブリッジAレベルの取得が目標です。

また、一条校であるため、日本の高校卒業資格も得られます。

「さらに、本コースでは、全人的な成長を目指しています。自ら考え、問題解決する能力です。授業は私たち教員が『教える』のではなく、生徒が『主体』となるよう行っています」(サンダークリフ先生)

学習サポートも充実しています。例えば英語力では、生徒一人ひとりの話す、聴く、書く能力を見極め、得意な分野にはさらにチャレンジングな課題を、苦手な分野には補習的な課題が与えられるなど、各生徒に最適なサポートが提供されています。

一期生が語る国際コース

上野学園中学校国際コースの一期生に学校生活を聞いてみました。

OSさんは、新しい経験を期待して入学しました。「授業が楽しく、先生が優しい」そうです。目標はチェス部の設立で、将来の夢は数学者。

SSさんは留学を目指し、英語の勉強のため国際コースを選びました。目標はアルティメット部の設立で、将来は弁護士を目指しています。

日本のカリキュラムを英語で学べるため、「インターナショナルスクールとは違う体験ができる」(OSさん)、「自分の将来に絶対に役立つ」(SSさん)と、二人とも充実している様子が伺えました。

サンダークリフ先生から、みなさんへのメッセージ

国際コースでは、創造的で独自のアイディアを持ちながら、ものごとを深く考え、自分の意見を自由に表現する方法を学ぶことができます。自分自身に挑戦することや、友達と協力し合い友情を育むこと、そして地域社会や国際社会とつながることを楽しむことができるでしょう。

みなさんが成長し、人生を愛し、自分らしさを発見し、自分ならではの強みをどのように世界に貢献できるかを見つけるお手伝いをさせてください。みなさんにとって、毎日学校に来ることが楽しいものになることを願っています。

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

上野学園中学校
[学校HP]https://www.uenogakuen.ed.jp
〒110-8642 東京都台東区東上野4-24-12 Tel.03-3847-2201
最寄駅/ JR・メトロ銀座線 日比谷線「上野駅」、メトロ銀座線「稲荷町駅」、 メトロ日比谷線「入谷駅」徒歩8分。京成本線「京成上野駅」徒歩10分。 つくばエクスプレス「浅草駅」徒歩12分。

この学校の詳細情報を見る