多様な価値観を認め合い、主体性を持って 答えのないものに対して向き合う力を育む6年間
探究学習の集大成となる広島研修旅行
「自由と進歩」を建学の精神とする法政大学第二中学校では、付属校の強みを生かして、中高6年間を通じて自ら主体的に学ぶ探究学習に力を入れています。中1では総合的な学習の時間で、全教科のベースとなる探究学習の取り組み方を習得。まず、図書館やインターネットなどで情報の集め方を知り、メディアリテラシーについて学習します。次にSNSなどの発信者として、どのような点に気をつけなければいけないか、実例を交えて学んでいきます。こうした基礎を身につけた上で、各教科学習をはじめ様々な場面で探究的活動を行っていきます。
中学での探究活動の集大成となるのが、中3の9月に行われる広島研修旅行です。1学期に「平和」「歴史文化」「自然環境」の3つのテーマを学んだ後、班ごとにテーマを決めて調査に取り組み、中間発表を行います。その後、現地での体験を経て、実際にどうだったかを検証し、どのようなことを感じたかをまとめ、発表します。発表スタイルはパワーポイントを使っても模造紙に書いてもOK。どのような見せ方、伝え方をすれば、自分たちの考えが相手に一番届くかを考えることも大事な学び。「受験のための先取り学習をする必要がなく、中学の3年間を通じて、じっくり探究活動ができるというのが本校の魅力です」と、入試広報主任の黒田学先生。
高3の3学期にクラス編成一足先に大学の学びを経験
高校からは外部生が400人加わり、これまで以上に様々な個性が集まります。高校では特別に探究活動の時間は設けていませんが、すべての教科で対話を重視した探究的な学びを実践。そのリーダー的な存在となるのが、中学の3年間でしっかり探究的な学びを経験してきた内部生たちです。「本校の学びのベースにあるのは、全人格的な取り組みです。どんな考えに対してもまずは聞く耳を持ち、受け入れる。その上で自分の思いを伝えていく。多様な価値観を認め合いながら、主体性を持って、答えのないものに対して向き合う。そんな学びが様々な教科でくり広げられます。まさに、正解のない今の社会を生き抜く力を育んでいるのです」(黒田先生)。
生徒の9割が法政大学に進学する同校では、高3の3学期には進学する学部に応じてクラスを編成。一足先に大学の学びを経験し、無理なく次のステージへと送り出します。付属校ならではのゆとりある学びと、高大連携の強み。中高の6年間で「なりたい自分」を見つけ、それぞれの夢に向かって飛び立っていきます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
法政大学第二中学校
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