生徒の感性を高め毎日をワクワクに彩る新制服での学校生活がスタートしました
伝統を大切にしながら
今の時代にふさわしい制服を
神奈川県のカトリック伝統校である聖園女学院中学校は、常に生徒に寄り添い、これからの時代にマッチした豊かな教育を実践しています。今年度からは制服の第一装をモデルチェンジ。中学1年生と高校1年生が新制服に身を包み学校生活を送っています(中学2・3年生は高校入学時に新制服に移行)。この新制服を担当された教頭の鹿野直美先生は、「ボレロとジャンパースカートの第一装は創立当初から親しまれてきましたが、『子どもたちがこれからの世界に自信をもって踏み出せる、今の時代にふさわしい制服を』との思いから、リニューアルを決めました」と話します。
「子どもたちにとって制服は日常着としての役割も担っている」。このような視点から“リアルクローズ”であることにこだわった新制服は、見た目のデザイン性はもちろん洋服としての力や価値を感じられる仕上がりに。さらにネクタイなどのアイテムをプラスし、生徒自身がその日の気分やTPOにあわせてコーディネートできるようになっています。「本校では学力と共に人間力や感性の育成も重視していますので、制服もその一部だと考えています。制服が感性を磨く一助になったら嬉しいですね」(鹿野先生)。
生徒への思いとこだわりが詰まった新制服は在校生に加え受験生にも大変好評で、今年の新入生の中には、受験勉強でくじけそうになったら新制服の写真を見て自分を奮い立たせたという人もいるとのこと。毎朝袖を通すたびに、「今日はどんな出会いがあるかな」とワクワクした気持ちを高めてくれる新制服は、生徒たちの笑顔と共に新しい歴史を紡いでいくことでしょう。
①ネクタイは生徒によるデザインです。スカートにあわせる生徒も多いとか
②ジャケットはストレッチ素材で動きやすさも抜群。丸洗いもOKです。袖には袖ボタンのかわりにパイピングを入れ、スッキリした印象に
③艶やかな質感のボタンは、校名とスクールイニシャルがあしらわれています
④6年間の成長をグラデーションで表現。プリーツの内側にはブルーのラインが入っています
⑤ベストはグレー・ネイビー・ホワイトの3色。胸元にはワンポイントとして「MJ」の刺繍が
⑥透け防止・UVカット・防汚・通気性と、機能性と着心地のよさを兼ねそなえたシャツは、ノーアイロンでお手入れもラク
生徒さんにインタビュー
撮影に協力してくれた高校1年生の鈴木さんと小澤さんに、新制服の感想や学校についてお話をうかがいました。
以前からスラックスは導入されていましたが、今回の新制服にあわせてネクタイが登場したことでよりスタイリッシュになり、家族や友達からも似合っていると好評です。スカートも「チェックスカート」と聞いていたので、「よく目にするチェック柄なのかな」と思っていましたが、実物を見ると裾に向かってグラデーションになっていたり、とてもきれいなデザインで「こういう感じなんだ!」と嬉しい驚きがありました。
ブルーがキーカラーになっているので爽やかな印象ですし、シックにもスポーティーにも雰囲気を変えることができます。後輩からも「はやく新しい制服を着たいです」と羨ましがられることも多いですね。また、以前からの盛夏服も着用できるので、気温が高くても制服を着崩すことなく快適に過ごすことができます。
細かいところまで丁寧にデザイン性・機能性が考えられていて、本当に聖園らしさあふれる制服なので、聖園生としての意識も高まり自然と背筋が伸びるようです。また個人的には、シャツがノーアイロンになったのが嬉しいです(笑)。
学校の好きなところは全部ですが、あえて絞るなら豊かな自然と施設です。校内は本当に植物が多く、特に聖園坂を上り切ると見える桜の花と青空は一番好きな風景です。施設も体育館2、テニスコート3面、複数の理科実験室に加え聖堂もあります。聖堂は神奈川県産のヒノキを使っているので室内は落ち着きある香りに包まれ、お気に入りの場所のひとつです。
学校が大好きでおすすめしたいことばかりなので、ぜひ見学にいらしてください。
初めて袖を通したとき、今までとは違う自分の姿に「高校生になったんだ!」という嬉しさがあり、母からも「スカートのグラデーションが軽やかで上品に見えるね」と褒めてもらいました。中学校の卒業式で、聖園のOGでもある先生から「この制服も最後なんだなと思ったんだよ」との言葉を聞いたときは、制服とのお別れに寂しさを感じましたが、それ以上に新制服への期待感が大きく実物は期待以上に素敵でした。
新制服はリボン・ネクタイ、3色のベストとアイテムも多く、自分でコーディネートを考えるのが楽しいです。また、「今日はプレゼンがあるから、ジャケットにしよう」など、その日の予定や会う人を考え、その場にふさわしい装いを意識するようになりました。
私のお気に入りのコーディネートは、スカート+グレーのベスト+リボンで、一番好きなアイテムはジャケットです。襟やポケットのラインやボタンなどのこだわりから、一番聖園らしさを感じます。また、洗練されたデザインなので大人っぽく見え、数か月前まで小学生だった中学1年生も、ジャケットを着ることで「中学生になった、聖園の生徒になった」という実感がわくのではないかなと思っています。私自身も制服のおかげで、中学から高校への気持ちの切り替えができました。
聖園は少人数制なところが魅力だと感じています。生徒同士はもちろん、先生との距離がとても近く、生徒一人ひとりをしっかり理解してくれます。また、大学や附属幼稚園との連携も活発なので、さまざまな体験や学びができ、聖園の生徒でよかったと実感しています。
MISONO竹林プロジェクトの製品も。9月21日・22日は聖園祭へ!
自然豊かな83,000㎡の校地に自然林「みそのの森」を有し、鳥獣保護区にも指定されている同校では、立教大学名誉教授の阿部治先生の指導のもと、自然環境をいかしたプログラムを行っています。今年度からは、竹林の適正な間伐や更新を進めながらESD(持続可能な開発のための教育)の実践を目指す「MISONO竹林プロジェクト」も始動。中学1年生から高校3年生の有志生徒が、清泉女子大学安斎徹教授のゼミや地域の方々と連携しながら竹炭づくりを行い、竹炭のブランディングに取り組みます。
9月21日・22日の聖園祭では、この竹炭を販売するほか、「聖園なんでも質問コーナー」も設置。ブースにいらした方には制服をモチーフにしたメモと鉛筆セットのプレゼントもあります。事前予約も不要の聖園祭にぜひ足を運んでみてください。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖園女学院中学校
[学校HP]https://www.misono.jp/
〒251-0873 神奈川県藤沢市みその台1-4 Tel.0466-81-3333
最寄駅/
小田急江ノ島線「藤沢本町駅」徒歩10分。小田急江ノ島線「善行駅」徒歩15分。JR・小田急江ノ島線「藤沢駅」、小田急江ノ島線「湘南台駅」から神奈川中央交通バス16分「聖園女学院前」。