私学探検隊

高2の個人探究活動を経て有志団体を設立。 大学進学後も後輩と活動を続けるArtry!

品川女子学院では、1年生から繰り返し同じデザイン思考の型で探究をしています。5年生(高2)はその集大成として個人でテーマを選んで探究します。

2年前、美術が大好きな井上和さんは、美術館に行く友だちが少ないことを課題としました。解決のために一歩踏み出し、6年生(高3)になったときに美術の展覧会でギャラリートークをする、在校生とご家族を対象とした特別講座を開催しました。卒業にあたりメンバーを募集したところ、5人の後輩が引き継いでくれました。

武蔵野美術大学にご協力いただいた横浜トリエンナーレ鑑賞会(5月)

Artry!のメンバーを中心に、6班に分かれて行われた横浜トリエンナーレの鑑賞会

井上さんと後輩たちで、美術を楽しむ人を増やすためにはどうすればよいかを考えました。井上さんの進学先である武蔵野美術大学にご協力をお願いしたところ、快く企画プレゼンテーションの講評をお引き受けくださいました。そしてプレゼンテーションの場で横浜トリエンナーレの鑑賞会が決まりました。アートとトライを合わせたArtry!という団体名も決めて参加者を募集し、武蔵野美術大学の大学生・大学院生7人も合わせて31人が集まりました。

武蔵野美術大学芸術文化学科杉浦幸子先生からご提案いただき、Artry!のメンバーがリーダーとなり、6班に分かれて鑑賞しました。まずはグループに分かれ、リーダーの声かけにより自己紹介でアイスブレイク。その後、最初は1人で鑑賞し、気に入った作品の名前と作者名を覚えて帰ってきました。各班で再集合したら、会場図を広げて、各自のお気に入りの作品を書き込んでいきました。そして、班員のお気に入りの作品を巡る鑑賞ツアーへ。作品の前でどんな点が気に入ったかなど語り合いました。

映像制作体験講座(6月)

鑑賞会で出会った武蔵野美術大学の大学生たちと話す中で、次の取り組みが決まってきました。そしてクリエイティブイノベーション学科1年の髙谷隼聖さんを講師とする3D映像制作体験の講座が実現しました。Artry!のメンバーは当日参加者をリードできるように事前にレクチャーを受け、当日の進行を髙谷さんやメンターの大学生たちと相談しました。未経験者ばかりの1-6年生12名が参加し、全員無事短い3D動画を制作できました。

Artry!の活動は今後も続きます。9月の文化祭では起業体験で参加します。

 ※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

品川女子学院中等部
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