私学探検隊

PBL型授業を軸に考え続ける力を育てる6年間2025年度からMEDICOクラスもスタート

全教科にPBL型授業を導入し、
自ら学び、考え続ける力を養う

PBL型授業ではディスカッションの機会を多く設けている

サレジアン国際学園世田谷中学校は、昨年度から共学化し、「本科クラス」と「インターナショナルクラス」の2コース制となりました。同校ではPBL型授業を両コースともに全学年の全教科で実施。PBLとはProblem Based Learningの略で、問題解決型の学習法です。自ら問題を発見し、分析して課題を解決する能動的な学習によって論理的思考や考え続ける力を養います。必ずしも正解がひとつではない複雑な問題の解決に向けたチャレンジは、生徒たちの学びの意欲を高めます。また、PBL型授業ではディスカッションの機会を多く設け、コミュニケーション力に磨きをかけています。


PBL型授業では、思考力を構成する「LOGICAL」「CRITICAL」「CREATIVE」の3要素の側面から本質を分析します。論理的に筋道を立て、自分の意見を構築していくのが「LOGICAL」、前提や常識とされる現象を疑う視点を持つことで、問題に対するより深い理解や考察を身につける思考が「CRITICAL」です。「CREATIVE」はこの2つの思考を統合し、多角的な視点から問題の本質を導き出し、新たな解決法を創造する力のことです。この3要素は現代社会で複雑に絡み合った問題や予測できない物事に取り組む当事者として活躍するために必要な能力です。同校では体育や美術などの副教科の時間にもPBL型授業を導入。データ分析を行ったり、社会課題を訴求する作品を創作したりすることにより、「問い」を分析し、論理的な思考を展開する力を養っています。

ゼミ方式の授業が特長の本科に
MEDICOクラスを新設

探究・研究の結果をポスターセッションで発表

同校の本科クラスでは、PBL型授業と同時に「ゼミ」を軸とし、「熱く探究する生徒」を育てます。ゼミは「自然科学」「人文社会科学」「数理情報プログラミング」の3つの学問領域で開講され、自分でテーマを決めて研究に取り組みます。1年次では「プレゼミ」として研究の手法を学び、2年次から中学卒業までに探究テーマを決めてリサーチを進め、4・5年次では「ゼミEX」として、さらに深化させ、論文やプレゼンテーションの形で発表します。
2025年度入学生からは本科クラス内に新プロジェクト「MEDICO」(メディコ)クラスを設置。希望者はMEDICO入試を受験し、合格する必要があります。MEDICOを選択した生徒は2年生以降、本科クラスに所属しながら特定科目(数学、理科、情報)の授業をMEDICOクラスで受講します。MEDICOは、“Mastery Education for Dedication with Innovation,Curiosity,Originality”というコンセプトを掲げ、独創性と好奇心、革新性を持って、社会に貢献するために必要な技能や資質を完全習得することを目標として設計された教育プログラムです。MEDICOクラスでは人間や技術に興味を持ち、深い知性で社会全体の進歩にコミットできる生徒を求めています。このプロジェクトでの学びを活かし、医学やデータサイエンスなどの切り口を中心に、世界を前進させ、社会貢献できる力を持った人材の輩出を目指します。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

サレジアン国際学園世田谷中学校
[学校HP]https://salesian-setagaya.ed.jp
〒157-0074 東京都世田谷区大蔵2-8-1 Tel.03-3416-1150
最寄駅/
小田急小田原線「祖師ヶ谷大蔵駅」徒歩20分。東急田園都市線「用賀駅」からバス20分もしくは
小田急線「成城学園前駅」からバス10分。スクールバス:「二子玉川駅」から15分。

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