私学探検隊

国内外大との連携が拡大 好奇心の種を蒔き 生徒の今と未来を応援!

校長の湯浅茂雄先生

生徒の自己肯定感を高めながら、主体性と可能性を伸ばしている実践女子学園中学校。近年はその教育が実を結び、校外の大会やコンテストなどで好成績を収めるなど、生徒たちが今までの学びをもとに実力を発揮しています。

多様な体験と学びから
生徒の探究心や挑戦意欲を引き出す
中学、高校という心が大きく成長する時期に実践を重ねながら、多様な人々とつながることで自分の志を見つけ、社会に巣立った時に自分自身で未来を明るくできる力をつけて欲しいと考えています。そのため本校では、さまざまな学びと体験から好奇心の種を蒔くと同時に、生徒の挑戦を応援しています。昨年は模擬国連を開催・運営したいという生徒の声から、桐蔭学園中等教育学校と共催で「葉月会議」を開催。今年も実践女子大学を舞台に22校約200名の生徒が集い、「若者と軍縮」というテーマで議論します。とても難しいテーマですので、どのような結果になるのか私も注目しています。そして、こうした取り組みが実を結び、高校模擬国連の日本代表として本校の生徒がニューヨークでの国際大会に参加しました。この活躍が良い刺激となり、今後も多くの生徒が一層新しい挑戦へと踏み出していくのではないかと期待しています。

高大連携により生徒の進路選択がさらに拡大
英国トップ大学でのサマープログラムも

UCLのプログラムでは宇宙について専門家の講義を受け、イギリスの高校生と一緒にプレゼンテーションを行いました。

近年、学園全体で中高大の連携に取り組んでおり、高校生の大学図書館の利用や、大学の授業を履修できる科目履修制度を導入。さらに、大学の先生を招いてのイベントや学生との交流なども実施しています。本校は実践女子大学の渋谷キャンパスと隣接しており、物理的にも近い距離にありましたが、中高大連携によりお互いの心の距離も一段と近くなったと感じています。

連携は実践女子大学だけに留まらず他大学にも広がっており、國學院大學や芝浦工業大学などに加え、今年は神田外語大学と実践女子学園が連携協定を締結。さらに順天堂大学との高大連携も開始しました。これにより、文系・理系ともにさまざまな学部の学びに触れる機会が増加し、生徒の進路選択の幅も大きく広がっています。

サイエンスキャンプでは、実習のほかJAXAなどの研究施設を見学。最終日に筑波大学で活動発表会を行いました。

今年はさらに、ニュージーランドの国立マッセイ大学からの協定校推薦に続き、校祖 下田歌子先生が繋いでくださったご縁により、イギリスのケンブリッジ大学と学園が基本合意書を締結。また、UCL-Japan Youth Challengeの参加校となり、7月下旬から英国でのプログラムに本校の生徒3名が参加しています。今年のテーマは「宇宙と人類」。立教英国学院、ケンブリッジ大学、UCLという英国トップ大学の先生方や研究者の方からお話を伺いどのような学びを得るのか、そして参加している他校の生徒からどのような刺激を受けて帰国するのか楽しみにしています。

教育協定調印式のため来日したシェリーターナー マッセイ大学副学長に、茶道部の生徒がお点前を披露しました。

異なる文化や価値観を
受容するグローバル教育
海外大への進学や、社会に出てから世界各国の人と協働できるよう、本校のグローバル教育は、地球に生きるひとりとして、公正で持続可能な平和な社会づくりに貢献することができること、共感する心と挑戦する力を育てることを大切にしています。ですから、手厚い英語教育はもちろん、日本の伝統文化を通じて異なる文化を理解・尊重する心を育む中学1年の日本文化実習、さまざまな国から集まった留学生と交流をしながら異文化を肌で感じる中学3年の異文化交流体験プログラムが必修となっています。また、「英語を学ぶ」だけでなく、「英語で何を学ぶか」にこだわったネイティブの先生による放課後講座、英語で理科分野の知見を深める夏休みのイングリッシュサイエンスキャンプなど、体験しながら英語力を高めるプログラムも展開しています。
実践女子学園は今年で創立125周年を迎えました。これからも学園の伝統である「革新」を続けながら、生徒一人ひとりの今と未来を応援して参ります。

NEWS&TOPIX

グローバル研究部が快挙!
模擬国連ニューヨーク大会に出場!
グローバル研究部の高校1年生と2年生のふたりが、「第17回全日本高校模擬国連大会」に出場。「ロシアの侵略に起因するウクライナの人権状況」という議題をカザフスタン大使として論じて優秀賞を受賞。ニューヨークで開催された「高校模擬国連国際大会」に、日本代表団4校の1校として出場しました。
ニューヨークでは、日本人女性初の国連事務次長である中満泉氏や国連日本政府代表部の山中大使を表敬訪問しお話をうかがったほか、国連総会が行われることでも有名な、国連本部の総会ホールでの開会式に参加しました。
大会では、UNDP(国連開発計画)のアメリカ大使として議論に参加。ふたりは帰国子女ではなく、中学から英語を学んできた生徒ですが、各国のネイティブ・スピーカー相手に気後れすることなく懸命に討論していました。

広がる高大連携!
芝浦工業大学でのサマーインターンシップが開催されました
理系の学びに関心をもつ女子高校生が、大学の研究室に所属し研究活動を行う、芝浦工業大学との高大連携プログラム「サマーインターンシップ」が、8月1日から8日間にわたり開催されました。
今年は高校1年生7名、高校2年生15名が参加し、それぞれ物質・化学系、生命系、電気電子情報系、建設系、機械系、デザイン系、数理科学系の研究室に配属。先生やTAの学生の方から指導を受けながら研究を行いました。
期間中はオープンキャンパスや系統別発表会もあり、最終日のクロージングセレモニーでは、山田学長より修了証をいただいた後、参加した生徒一人ひとりが活動の振り返りを発表。
このような高大連携や校内での理数系プログラムにより、実践女子では理系を志望する生徒が年々増加しています。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

実践女子学園中学校
[学校HP]https://hs.jissen.ac.jp
〒150-0011 東京都渋谷区東1-1-11 Tel.03-3409-1771
最寄駅/
JRなど「渋谷駅」徒歩10分。メトロ銀座線千代田線 半蔵門線「表参道駅」徒歩12分。
「渋谷駅」から都営バス「国学院大学前」。

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