私学探検隊

ワクワクが詰まった小学生向けの体験授業を開催

これからの世界を見据え、ICTやSTEAMなど先進的な教育をいちはやく取り入れるとともに、仏教的情操教育により普遍的な心の在り方を育む駒込中学校。「智徳体」をバランスよく育成する教育は多くの方の支持を得て、近年、志願者数が増加しています。去る8月3日には毎夏恒例の体験授業を開催。今年も多くの小学生が同校の学びに目を輝かせていました。

電子工作で試行錯誤
成功時には笑顔が輝く

コイルから発生した磁場をとらえると、回転子が回ります。

同校の理科教育は体験からの学びを重視しており、中学3年間で100回以上の実験を行います。「おもしろ理科実験教室」と題した体験授業でも「手を使ったモノづくり」をテーマにしており、今年は発信回路を組んで、磁石の回転子を回すブラシレスモーターづくりを実施しました。例年、自然科学部の部員がサポートとして参加していましたが、今年は企画から携わり部員主体のイベントに。
授業では、コイルや回路づくりに戸惑う小学生に対して丁寧に説明したり、「みんなうまいね!」と雰囲気を盛り上げたり、参加者に楽しんでもらえるよう配慮しながら進めていました。回転子を回す最後の段階では、軸受けとなる紙コップの切り込みを変えたり、コイルの位置を動かしたり、試行錯誤する小学生の姿が見られました。ついに回転子が回り出すと、「見て!見て!」と嬉しさいっぱいの表情に。同校の魅力を知ると同時に、つくる楽しさや理科的好奇心を高める良いきっかけになったようです。

中学3年生のS.I.さん

企画から携わった部員さんの感想

電気を使った工作を通じて理科の楽しさと、ブラシレスモーターの凄さを知ってもらえたらと思い今回の企画を考えました。部員で協力しながら進めたので、準備もスムーズにできてよかったです。小学生にとって電子工作は難しかったかもしれませんが、これを機会に興味をもってくれたら嬉しいです。駒込中はいろいろなことが体験でき、可能性や得意なことを伸ばせます。

「言葉」に意識を向ける
辞書を使った言葉バトル
「たのしい国語教室」では、辞書を用いた言葉のゲームを展開。「言葉というのは身近であるからこそ、普段気にすることが少ないと思います。今回の企画はその言葉に着目して、いろいろ考えたり、多様な表現ができることを体験してもらうことが狙いです」と国語科の猪狩拓実先生。辞書の語釈から何の言葉かを考えるなど、頭のウォーミングアップをした後、メインの言葉バトルへ。

「ら行のこわいもの」というお題では、「昔の言葉で『地震雷火事親父』と言うから雷雨を選びました」と説明する小学生も。

最初は何をするんだろうと疑問顔だった小学生も、ルールが分かると一気に表情が変わり真剣なまなざしに。それぞれテーマに沿った言葉を探し、堂々と発表していました。「本校の国語は授業を聞いて終わりではなく、生徒自身が考えることを大切にしています。『これはどう考えたらいいんだろう』『どういうことだと思う』と、生徒に質問を投げかけています。今回は辞書を使い言葉について考えていきました。今後も言葉そのものに切り込むような体験授業ができたらと思っています」(猪狩先生)。 

 


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

駒込中学校
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