私学探検隊

高大連携による実験講座で理系への興味関心を刺激

高校生向けバイオテクノロジー実験講座では、遺伝子について学ぶ

大学の専門的な機材を
使って本格的な実験を
共立女子中学校では、東邦大学理学部と高大連携の協定を締結。2023年度は1年間で「サイエンス講座」「プログラミング講座」「バイオテクロノジー講座」など、7つの講座を行いました。長期休みや土曜日などを利用した2~3時間の講座で、毎回約40名の定員がいっぱいになるほどの人気があります。
「以前から出前授業をしてもらっていた東邦大学と正式に協定を結ぶことで、講座の内容や頻度をさらに充実させることができるようになりました」(坂本彩子先生)
高大連携のメリットとしては、大学の本格的な機材を利用した高いレベルの実験をしたり、大学の授業の雰囲気を垣間見られたりすることがあります。さらにそのような体験を通して、生徒たちのサイエンスへの興味や関心もおおいに刺激されているようです。
「理系に興味があっても数学が苦手で理系進学を断念する生徒は少なくありません。本格的な実験を通して、サイエンスの面白さを体感することで、理系進学を後押しできれば、と思っています」

Nさん(中3) Iさん(中1)

サイエンスの面白さを知り
将来の選択肢を広げる
東邦大学理学部によるサイエンス講座に参加経験のある中3のNさんと中1のIさんに、講座の様子や受講した感想について伺ってみました。
Nさんはこれまで3回の講座に参加。特に印象に残っているのが「植物の色素分離」の実験です。
Nさん「学校では使ったことがないような実験機材を使用して、シロツメクサの色素を分離させる実験をしました。分離の様子を動画に撮ってみましたが、リアルタイムで色が分離していくのを観察できてすごく面白かったです」

Iさん、Nさん共に参加し「面白かった」というオーロラ実験講座

中1のIさんは理科室でオーロラを作る実験に参加。
Iさん「機材を電気回路でつなぎ高電圧をかけると、プラズマボールや蛍光灯が暗闇の中で光るという実験でした。オーロラと同じ原理を再現したものですが、とても不思議だなと興味深く感じました」
ふたりともサイエンス講座に参加したことで、その面白さや奥深さに学びへの意欲が増し、大満足の様子です。また、将来の大学や学部選びの参考にもなりそうだとも考えています。
夏休みの自由研究では、花火の光と音の速さについて調べたというIさんは、「教科の中では理科が好き」とか。
Iさん「将来は理系の大学への進学を今は考えています」
Nさんもこの夏、大学の理工学部のオープンキャンパスに友だちと参加するなど、具体的な大学進学も意識し始めています。
Nさん「どの大学で何を学びたいのかは、まだ何も決まっていません。だからこそ、高大連携講座のような機会には積極的に参加して、将来の進路選択を決めるのに役立てたいですね」


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

共立女子中学校
[学校HP]https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/chukou/
〒101-8433 東京都千代田区一ツ橋2-2-1 Tel.03-3237-2744
最寄駅/
メトロ半蔵門線・都営新宿線 三田線「神保町駅」徒歩3分。
メトロ東西線「竹橋駅」徒歩5分。
メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」徒歩12分。

この学校の詳細情報を見る