私学探検隊

日本初・高校課程のデータサイエンスコース 文理融合・探究型カリキュラムで価値を創造する

探究学習を通して新しい
価値を創造する力を育む

学校説明会で、DSの志望理由や学校生活の様子を紹介する一期生たち。

2027年に創立100周年を迎える聖徳学園中学・高等学校。ビッグデータやAIに代表される技術革新とグローバル化の進展により社会が激変しつつある中、このパラダイムシフトの時代に必要な「新しい価値を創造する力」を育むため、グローバルマインドを備えた独自のSTEAM教育に取り組んでいます。
中1から高2まで「STEAM(情報)」と「SDGs(総合)」という独自科目を設定し、教科の枠を超えた課題解決型授業を推進。例えば、中1からSDGsの課題についてグループ学習を行い、iPadを使ったクレイアニメーション制作で解決プランを提示します。ストーリーテリングは国語、クレイ制作は美術、BGMは音楽といったコラボ型の学びを集結して、生徒の創造性豊かなアウトプット(作品)へと繋げる教育を大切にしてきました。

一期生6人の団結力は強く、励まし助け合いながらデータサイエンスの学びに取り組んでいます。

文理融合型の探究活動を軸に
英語イマージョン授業を実施
そうした発想をさらに一歩進め、2024年度から日本の高校では初めてとなる「データサイエンスコース(以下、DS)」を文部科学省の教育課程特例校の認定を受けて開設しました。
膨大なビッグデータから新しい知見を生み出すデータサイエンスは、今最も注目を集める新しい学問領域です。文系・理系を問わず、データを正しく読み取り、データを扱うデータサイエンスのスキルや知識を身につけた人材育成は急務と言われています。
同校のDSは1クラス定員25名の少数精鋭としています。数学・情報学・統計学をベースとしたデータサイエンス教育を中心に、リベラルアーツやグローバルの領域も含めた文理融合・探究型カリキュラムが大きな特徴です。主要9科目を英語イマージョンで行うなど濃密な教科横断型授業を展開。自ら課題を設定し、その解決のために適切なデータを集め、分析する探究プロセスを繰り返しながら、さまざまな社会活動や探究活動を行い、高3では3年間の集大成となる「卒業研究」を発表します。
スタートとなった今年度に入学した第1期生は女子6人。「データを読み取り、多角的な視点を養いたい」「英語力を高めてプレゼン力を磨きたい」など入学理由もさまざまです。
DS部長を兼務する情報科主任のドゥラゴ英理花先生は、「データサイエンスに基づいたさまざまな探究活動を通じて、生徒たちが自己を確立し、新しい価値を創造してほしい」と話します。
卒業後の進路としては、「探究活動を活かした総合型選抜や海外大学への進学を目指す生徒たちが増えるのではないか」とドゥラゴ先生。

入試方法は3パターン。
思考力とプレゼン力が問われる
保護者の関心も極めて高く、学校説明会には多くの保護者と生徒が参加していました。気になる入試方法は従来の学力試験とは異なり、DSⅠ型「適性型」とDSⅡ型「新思考」、学校推薦(書類/面接)の3種類で行われます(いずれも、CEFR/A2【英検準2級相当】以上の資格の他に活動記録証明書の提出が必要)。
また、出願資格として受験生本人の説明会への出席の義務付けや、併願優遇がないことも注目されます。「DSで学びたいという明確な意志と気概、チャレンジ精神を持った生徒さんたちの入学を期待しています」(校長の伊藤正徳先生)。

先日はプログラミングコンテストにもオンラインで出場しました。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

聖徳学園中学校
[学校HP]https://jsh.shotoku.ed.jp/
〒180-8601 東京都武蔵野市境南町2-11-8 Tel.0422-31-5121
最寄駅/
JR中央線・西武多摩川線「武蔵境駅」徒歩3分。  

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