学ぶ意欲を後押しする施設と環境
東京都府中市の明星中学校・高等学校は、１９２３年に「明星実務学校」として東京多摩の地に誕生し、２０２３年に１００周年を迎えました。７１，５６４㎡の広大なキャンパスにテニスコート４面、野球・サッカーができるグラウンド、屋内プール、アリーナを構える総合体育館など、充実した施設が整っています。また、敷地内の自然が豊かなのも特徴的です。校門から一歩足を踏み入れると、武蔵野の自然を彷彿とさせる樹々の緑が目に入ります。校舎の中には光がふんだんに差し込み、３２０席の広々としたカフェテリアやステンドグラスに彩られたアトリウムでは生徒たちが楽しげに談笑しています。天井の高い木目調の図書館、静かで落ち着いた和室、花やハーブが植えられた空中庭園など、学校全体に人の温もり、自然の豊かさが感じられます。

生徒一人ひとりへの「針路」指導
「和の精神のもと、世界に貢献する人を育成する」という建学の精神の実現をめざし、特に進路指導については生徒一人一人に対してきめ細やかな対応をしています。
中高一貫部は、広く学び自己の成長と向き合い、基礎の徹底を行う「総合クラス」と、深く学び自ら学ぶ力の向上を重視し、難関大学突破を目指す「特別選抜クラス」の２コースで始まります。次いで、中３、高１にはネイティブ教員がクラスを運営する「英語クラス」も設置。中３の研修旅行ではセブ島語学研修を予定。グローバル化の時代に備えて、さまざまな側面で国際教育の環境を用意しています。そして高校からは、ＳＭＧＳ、ＭＧＳ、本科の３コースで大学受験に臨むことになり、その頃から具体的な進路指導が始まります。
日々の学習については、週６日制で主要教科に十分な時間をとるために土曜日も登校日としています。一般的な公立校に比べて授業量が豊富であり、生徒の学力を時間をかけてじっくりと育てる方針です。また、放課後には大手学習塾との協力で講習、補習も実施しています。２０１６年の本科、ＭＧＳコースのシステム導入以降、進学実績は格段に伸長しています。国公立大学、早稲田、慶應義塾、ＧＭＡＲＣＨ等をはじめとする有名難関私立大学合格者が右肩上がりに増加。特に国公立大学と早慶上理の合計合格者数はコロナ以前の数年と比較して２倍程度になっています。また、昨年は医学部医学科の延べ合格者数も４名となりました。

ターム留学先の仲間と

世界への扉を開く、明星の国際教育
中３と高１には英語教育に特化した「英語クラス（Ｅクラス）」が設置されています。
「英語クラスは中２の秋に希望を聞き、英語の能力と意欲を考慮して選抜します。専任のネイティブ教員がオールイングリッシュの授業を展開するクラスなので、英語力だけでなくその環境で学んでいきたいという気持ちの有無が重要です。ネイティブ教員は日常的にクラス運営に関わり、面談まで行います。二年目の今年は、中３と高１それぞれ30人弱の生徒が英語クラスで学んでいます」（国際教育部主任　平山由紀子先生）
英語クラス以外の話題として、今年度から中学の全クラスでネイティブ教員と日本人教員のティーム・ティーチングによる英語授業が始まりました。また、中１と中２では英検取得の支援に力を入れており、英検に特化した授業も実施。３級以上の２次試験対策ではネイティブ教員たちが生徒を指導します。
留学に関しては、夏期・冬期休暇を利用した短期留学、高校１、２年次の３学期に単位互換で行われるターム留学、単位互換による１年間の長期留学を用意。さらに来年度からはこれらの経験を活かして、明星オリジナルの海外短期語学研修を導入する予定です。
「生徒たちに変わってほしいならば、私たち教員自身が変わっていくことも必要だと思っています。新たな取り組みを始めるときには、教員自身が取り組んでいる姿を見せるために、生徒に率先して挑戦していきたいです。２０２５年度の夏には教員が同行し、事前・事後の研修で英語の実践力がつくような海外語学研修の導入を予定しています。この研修は、一人ひとりが自分の目的を持って現地で生活し、帰国後に何らかの形で結果につなげられるようなプログラムにしたいと考えています」
（国際教育部主任　平山由紀子先生）

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

明星中学校
［学校HP］https://www.meisei.ac.jp/hs/j/
〒183-8531 東京都府中市栄町1-1　Tel.042-368-5201
最寄駅／
ＪＲ中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺駅」から京王バス「府中駅行」乗車
～「明星学苑」下車（約７分）
京王線「府中駅」から京王バス「国分寺駅 南口行」乗車～「明星学苑」下車（約７分）
ＪＲ武蔵野線「北府中駅」から徒歩約15分

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