確かな基礎学力と探究心で、自分の進路を主体的に選び取る
2年連続で東大合格者を輩出。
総合型選抜に強いふたつの理由
2024年度入試では、東京大学、京都大学、東京工業大学をはじめ7名もの生徒が、学校推薦型選抜、総合型選抜で国公立大に合格。学校推薦型選抜での東京大学、SAIL入試での東京農工大合格は2年連続となっており、実績を出しています。
本校が学校推薦型選抜や総合型選抜に強い理由、それは、中学での徹底的な学習指導と、探究活動への積極的な取り組みによるものだといいます。
「中学1年から『カイエ』というオリジナル学習記録帳を活用し、定期テストに向けた学習計画を練り、結果をふりかえりながら次の目標設定につなげています。定期的に担任が確認してアドバイスを行いながらこのサイクルを回すことで学力や学習習慣に加え、自分の成長に着目する習慣を得られるのです」と、教えてくれたのは、進路学習指導部の林美幸先生です。カイエは反省ではなく、学習時間の増加など、プロセスにある成長に注目できる点が特徴。学習指導を通して、生徒は成長に気がつく習慣も得て、この習慣を探究活動にも生かしているといいます。
探究活動としては、中学1年からひとつの課題について自分の興味に従って掘り下げていく練習を積み重ね、中学卒業時には好きなテーマで8000字の論文を執筆します。林先生は「論文の執筆は、進路選択にも役に立っています」と語ります。
「自分が何に興味があるのか、何を研究したいのかを考える機会となり、その結果として生徒達は主体的に大学や学部選びを行うことができるようになるのです」(林先生)
論文執筆は全員が取り組み、お互いの論文を読みあったり、ポスター形式で発表しあったりすることで、刺激を受けながら生徒同士で高め合っていくことができるといいます。
さらに、自主的な探究活動が盛んで、社会課題を解決するために自ら団体を立ち上げる生徒が多い本校。例えば、バナナペーパーの普及活動、脱プラスチックのための歯ブラシ回収、短くなったチョークの再生プロジェクトなど、多種多様な活動が展開されています。
数学科の藤井裕子先生は、「論文執筆や自主的な探究活動には困難も多いですが、学習指導で得た学力や成長に気がつく習慣が生徒の挑戦を支えています」と教えてくれました。「東京大学に合格した生徒たちも中学時代から自主的な活動に熱心に取り組んでおり、そのことが大学での研究テーマ選択に結びつきました」
晃華学園には、生徒が自己肯定感を伸ばし、学びたいことは何か、社会にどう貢献していくかを考える機会が多くあります。論文執筆やプレゼンなど、自分の言葉で語る経験を重ねた結果が、推薦入試での高い合格力につながっているのです。
校内の至るところに掲示されている
自主活動と探究成果
中1から調べ学習の経験を重ね、中3での論文執筆に臨む。調べ学習の成果は廊下に展示され、ほかの生徒から見られるようになっており、お互いに刺激を受け合える。
中2から高1にかけて、自らが設定したテーマについて論文を執筆し発表。課題を見つけ、探究を重ねながら主体的に学びにつなげていく。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
晃華学園中学校
[学校HP]https://jhs.kokagakuen.ac.jp
〒182-8550 東京都調布市佐須町5-28-1 Tel.042-482-8952
最寄駅/
京王線「つつじヶ丘駅」・京王線 相模原線「調布駅」からバス「晃華学園」。JR「三鷹駅」から
バス「晃華学園東」ほか。スクールバス:京王線「国領駅」、JR「武蔵境駅」からあり。