6年間、熱くなれることが見つかる学校 情熱を一本の作品にかける映画部!
「質実剛健」「独立自治」を校訓とする明治大学付属明治(以下、明明)。東京・調布にあるキャンパスは広く、校舎の随所に生徒たちが語ったり、部活や行事の練習をしたり、学んだりとそれぞれの時間を過ごせるゆとりと魅力ある施設です。
学内には、中高合わせて38の班・部活動があり、ほとんどの生徒がどれかに所属します。「独立自治」と校訓にあるように、顧問の先生などのサポートを受けながらも、生徒たちが主体となって自主的に運営している活動ばかりです。
中学生でも映画作品を作る!
その中でも今回訪れたのは、映画部! 中高合わせて32人の部員で一緒に映画作りに取り組んでいます。
藤澤さん 「作品によって中高生一緒に作ったり、バラバラに作ったりと異なりますが、中学生は、まずは文化祭での作品発表を目標に、脚本を書くところからスタートします」
吉野さん 「小学生のとき、文化祭に来て映画部の映像を見て、合格したら入りたいと思っていました。作品は、ホラーから青春ものまで撮りたいと思うテーマのある人が脚本を書いて監督になります。監督、出演者、撮影スタッフなどの役割は、作品によって決めています」
藤澤さん 「今は、私が監督になって、2カ月くらいかけて撮影しました。真面目な性格の自分の殻から抜け出せず悩んでいる人の成長物語です」
副島くん 「今回、僕が主役を演じました。演技をしたくて入部したのでとてもいい経験でした。監督が指示を出しますが、時には相談したり、シーンの意味を噛み砕いて考えたりしながら作ってきました」
壁を乗り越え、最後までやり切る
協力しながら作品を作っている中学生たち。顧問の先生方はこう話します。
「30年以上顧問をしていますが、映画は一作品を完成させるまでがとても大変です。途中で諦めてしまうこともありますし、何度もやり直して2年以上かけた作品もあります。撮り続ける難しさと根気との戦い。撮り方の基本は教えますが、それ以外は本人たちが試行錯誤しています。必要に応じてアドバイスしますが、最後は本人たちの情熱ですね」 過去には、コンクールで最優秀作品賞や演技賞などを受賞したこともある映画部。作品作りに熱意を注ぎ、ときには撮り直したり、思いをぶつけ合ったりしながらも、こだわりを持って映画を作り続けています。
大好きな学校で過ごす6年間
メンバーは、高校になったら「短期留学」「学校の委員会活動」「検定」など映画部の活動を続けながらも、さらに挑戦したいことがあると意欲的! 最後に学校の好きなところを教えてくれました。
藤澤さん 「大学にそのまま進学する子が多いので、部活動や趣味などに卒業ギリギリまで熱中する人が多いし、友達とも旅行に行ったりするほど仲が深まるところ」
副島くん 「学食がおいしくて中学から使え、他のクラスの友達と食べられるところです。夏休みが長いところもいいです」
吉野さん 「教科の専門的な知識のある先生ばかりなので、授業も興味深くて面白いです。地理の授業で、先生が実際に行った写真を見せてくれたのが印象的で、いつか行きたくなりました」
映画部
撮影中!
明治大学付属明治中学校
[学校HP]https://www.meiji.ac.jp/ko_chu/
〒182-0033 東京都調布市富士見町4-23-25 Tel.042-444-9100
最寄駅/京王線「西調布駅」徒歩18分。京王線「調布駅」・JR「三鷹駅」「武蔵境駅」ほかから
小田急バス「大沢コミュニティセンター」ほか。
スクールバス:「調布駅」「飛田給駅」「三鷹駅」「矢野口駅」からあり。