私学探検隊

体験重視で「世界につながる」グローバル人材を育成。今夏、カナダ語学研修が中・高で実施

現地のバディの案内で、ブリティッシュコロンビア州議事堂を見学。

語学研修を通じて
国際社会への意識を高める
創立128年の歴史を誇る星野学園では、「自ら求めて学び、実践のなかで教養を深め、高めた力を他者のために活かす」という精神を大切にして、「知を磨く」「世界につながる」「心を動かす」を教育目標に掲げてきました。
教育の柱の一つである「世界につながる」を実現するため、普段の英語の授業には、常駐するネイティブスピーカーによるOC(オーラル・コミュニケーション)も組み入れ、オンライン英会話(希望者)、国内・海外の語学研修などを通じて世界への関心を養うグローバル教育に力を入れています。
同校の国際人教育の特色は、「世界につながる」体験重視です。中学のTGG訪問、福島・ブリティッシュヒルズでの宿泊英語研修体験を経て、中3夏のオーストラリアホームステイを含む修学旅行、高2のカナダ語学研修(希望者)とロンドン・パリの修学旅行、生徒たちが実践的に英語を学ぶ機会を設けてきました。
そして今夏、コロナ禍で中断していた海外語学研修がようやく復活しました。参加したのは、高2(14名)と中3(8名)の合計22名。

地元コミュニティのイベントにも、参加させてもらった。

生徒たちの「乗り越える力」に
驚かされたカナダ語学研修
現地では、午前中は現地校での語学研修、午後はアクティビティ参加。ホームステイ先の1家庭につき生徒1~2人に分散し、ホストファミリーと交流を深めます。
「久しぶりの海外研修ということで、出発前から生徒たちのモチベーションは高かったですね。特に中学生は“せっかく行くのだからなんでも体験してみよう精神”が強く、ホームステイ先で振る舞う日本料理の材料を調達したり、調理法を英語で説明できるように調べたり、それぞれが下準備を進めていました」と、カナダ研修に同行した英語科の吉田実央先生。
今回のカナダ研修に参加した中3生3人に話を聞くと、生徒たちはホームステイ先から現地校まで路線バスを使って自力で通っていたそう。「移動中のフェリーで乗り合わせた現地の人に積極的に話しかけるなど、失敗を恐れずに『乗り越える力』とコミュニケーション能力の高さに驚かされました」(吉田先生)。
現地の授業で先生方は、「Don’t be afraid to make mistake!」という言葉を口にされていたそうです。失敗エピソードを楽しそうに話す生徒たちも、海外での異文化体験が小さな萌芽となり、やがてグローバルな国際人へと成長していくに違いありません。

カナダ語学研修の思い出トーク

写真左から、Sさん、Oさん、Eさん。

●記憶に残るエピソードと、振り返って気づいたこと
Sさん 路線バスの乗り継ぎに失敗したこと。ホームステイ先から現地校まで路線バスを使ったのですが、バス停を2つぐらい乗り越してしまったんです。慌てて降りて、現地の人にバス停を教えてもらって授業には間に合いました。大変だったけど、良い思い出です。10代から英語に触れて話せるようになっていれば、将来の選択肢が広がるという実感が得られたので、英会話ができるようになりたいと強く思いました。
Oさん 私もホームステイ先が学校から遠かったので、バスの乗り継ぎには苦労しました。私は日本のお菓子やカプセルトイ、浮世絵が描かれたポーチなどをお土産に持っていったら、とても喜んでくれました。海外初体験でしたが、カナダの人はおおらかな人が多いという印象が残っていて、出発前より海外が身近になった実感があります。私は書道部なので、お別れのフェアウェルパーティーで、筆と墨で漢字を書いてあげたことも印象深い思い出です。
Eさん 私も海外初体験だったのですが、せっかくの機会だから自分から積極的に話しかけようと出発前から目標を立てていました。空港からビクトリアまでのフェリーで話しかけたクリスティーヌさんとは会話が成立してちょっと自信になったのに、ホストファミリーの言葉は2割ぐらいしか聞き取れなくて。伝えたい気持ちはあるのにもどかしかった。ネットの翻訳機能でなんとか意思疎通したけれど、これからもっと英語を勉強したいと思っています。


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

星野学園中学校
[学校HP]https://www.hoshinogakuen.ed.jp/
〒350-0824 埼玉県川越市石原町2-71-11 Tel.049-223-2888
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