私学探検隊

目標に向かって勉強もクラブも頑張る環境医学部合格者増やオリンピック選手輩出も

西大宮駅から徒歩4分。開放感たっぷりの校舎

人は宝。社会に貢献する
人材を育成する
「人間是宝(にんげんこれたから)」を建学の精神とする埼玉栄中学校。「人は生きた資本であり、資産である」ことを意味するこの言葉に従い、「最終的に社会に役立ち貢献できる人材を育てることを目指しています」と語るのは、同校の勅使河原貞教頭先生です。
この建学の精神を具現化するために掲げられているのが、左にある5つの教育目標です。埼玉栄で行われているさまざまな取り組みや制度、環境について、主なものを紹介していきます。

5つの教育目標
・けじめある心を育てる
・自己開発に努力する心を育てる
・創意工夫する心を培う
・敬愛と感謝の心を育てる
・健全な体と心をスポーツと文化で育てる

【教育】医学部合格者12名勉強への高い意識
埼玉栄中学では、中1から「医学クラス」「難関大クラス」「進学クラス」の3つのクラスがあります。

医学クラスは中1から大学の医学部を訪問することで将来の進路をイメージ

「医学クラスの生徒は、将来、医師を目指すという高い目標と覚悟を持って入学してきます。そのため、日々の勉強にもかなり熱心に取り組んでいますね」
医学クラスの合格実績は年々伸びており、2024年3月卒業生の医学部合格者数は過去最高の12名に。将来への道を着実に切り拓く環境が整っていることがよくわかります。
「医学クラスでは、医師という職業への憧れをより身近に感じられるように、中1から毎年、さまざまな大学の医学部を訪問します。なかには日大医学部のように、大学生と一緒に授業を受ける機会もあります」

2024年度 医学部医学科【12名合格】

・東京医科大学・昭和大学・杏林大学・帝京大学・東北医科薬科大学・獨協医科大学・聖マリアンナ医科大学・愛知医科大学・藤田医科大学

勅使河原貞教頭先生

一方、難関大クラスでも、キャリア教育の一貫として官公庁や公的機関を訪問。例えば、東大史料編纂所で歴史的に重要な史料に触れたり、警視庁や文部科学省などを訪れてその仕事ぶりを見学したりします。
「将来、就きたい職業に就くには、さまざまな知識を得たり、実際に体験することが大切です。それにより具体的な将来像をイメージできるようにしています」
進学クラスでは、勉強と部活動をバランスよく両立し、中高一貫の充実した学生生活を送ることができます。放課後の演習授業や夏期講習は、3つのクラスが混ざって受講するため、ほかのクラスの高いレベルの学びに刺激を受けることもできます。
「クラス変更は本人の希望と成績で毎年考慮しますが、進学クラスから難関大クラスへ、難関大クラスから医学クラスへ変更する生徒もいます」
また、着実に基礎学力を定着し、より高い学力を身につけるため、0限(7時40分~8時25分)、7限(16時~16時50分)の演習授業なども実施。演習は希望制ですが、多くの医学・難関大クラスの生徒をはじめ、進学クラスの生徒も選択しています。
毎年3月には、生徒会が主催する「伝統をつなげる会」もあります。学業や部活動で優秀な成績を収めた中3の代表者、そして中高を埼玉栄で過ごした高3生が登壇。「中学時代の3年間、勉強や生活をどのように意識して過ごしてきたのか」を後輩に直接、伝えます。
「特に高3生のメッセージからは、中学時代と高校時代がどうつながっているのかをイメージし、理解できると好評です。自分がどう頑張ればいいのかを考える、よいきっかけになっています」
提携校には日本大学・芝浦工業大学もあり、将来の選択肢を増やすのに役立っています。

【共に学ぶ】教員授業力向上で生徒の満足度UP
埼玉栄では毎年6月、11月が研究授業月間で、教員が授業力の向上を目指します。6月は、各教員がさまざまな授業を自由に見学。先進的でわかりやすい授業のヒントを学んでいきます。
「特にICTを活用した授業は、ほかの教員にとって、多くの学びと刺激になっています」
全生徒を対象として授業へのアンケートも実施。外部の業者による分析もあり、わかりやすい授業のあり方や改善すべき点の参考にしています。11月の研究授業では、それらの学びやアンケート結果を反映して改善した授業を展開という、1年間のサイクルができあがっていますこれにより、毎年、教員は授業をアップデート。わかりやすく先進的な授業へと進化し続けているのです。

「スクールコマーシャル」では日頃の成果を発表

【ICT】教育DXで「未来の学びプロジェクト」
「未来の学びプロジェクト」として教育のDX化にも注力しています。特別教室を含め全教室にプロジェクターを設置。教員も生徒もiPadを駆使して、ICTはすっかり日常のものとなっています。
「効率化で生じた時間は、教員と生徒が向き合う時間に。関係性を深めて、より深い学びができるようになりました」
同校の屋上には5G基地局もあり、今後ICTを利用した授業がさらに盛んになることが期待されます。
「中学の理科は、授業の多くの時間を実験に当てています。実験を通した学びは、生徒自身の探究心を促し、さらなる学びへの興味や意欲につながっていきます」
身につけたITスキルとプレゼンテーション力を掛け合わせて発表する場として、3月に行われる「スクールコマーシャル」もあります。
これは学校のさまざまな行事を通じて、自分たちがどのように成長できたかを学校外にアピールすることを目的としたプレゼンテーション大会。パワーポイントなどを駆使したプレゼン資料だけでなく、自分たちでコマーシャル動画を制作する生徒もいます。

クラブの種類も豊富なので、自分の可能性を見つけられるのが魅力

【学校生活】多彩な部活動と人権教育
埼玉栄高校では、クラブの種類も多岐にわたり、全国的に強豪とされる有名なクラブが文化系・体育系共に多くあります。
パリ2024オリンピックでは、学園出身者が6名出場。レスリング金メダリストの元木咲良選手も同校出身者です。
1クラブ1施設、指導者はその競技をやっていた専門家が就任するなど、恵まれた環境は大きな魅力です。
「特に中学では、クラブ活動を通じた人間教育に力を入れています」
また、人権教育の一貫としていじめ問題解決にも力を入れています。
「人間関係にはトラブルがつきものだという前提で、早期に対処することを重視しています」と勅使河原教頭先生。中1ではクラブに参加している生徒全員がスクールカウンセラーと面談し、相談しやすい関係づくりに取り組んでいます。
学校生活では、便利さと快適さが両立しており、西大宮駅から徒歩4分の新しい校舎は明るく開放的な雰囲気。中学は3年間給食で、朝食や夕食も利用可能です。
「勉強やクラブ、そして信頼できる教員や仲間たちとの充実した、かけがえのない6年間が待っています」


※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

埼玉栄中学校
[学校HP]https://www.saitamasakae-h.ed.jp/junior/
〒331-0078 埼玉県さいたま市西区西大宮3-11-1 Tel.048-621-2121
最寄駅/
JR川越線「西大宮駅」徒歩4分。

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