私学探検隊

外部との連携を強化し、進路を意識づけする環境に

今年9月に順天堂大学と
高大連携協定を締結

 関東学院中学校高等学校は、今年母体の学院が創立140周年を迎えた伝統校です。同校では医学部など医療系学部を志望する生徒が多いことから、2022年より「メディカルプログラム」を開設。医学部ガイダンスを開き、医学部に通うOBなどが受験に役立つ情報を提供したり、医師による講演会を開いたりしています。今年9月には、医学部、医療看護学部、保健看護学部など9学部を有する順天堂大学と高大連携協定を締結。これまでにも同大学特任教授による講演会を行ってきましたが、今後は同大学を訪れて学びの機会を得るなど、連携を強化していく予定です。今回は同校の進路指導に関連した取り組みについて、校長の森田祐二先生と進路指導部長で理科を担当する武田剛昌先生にお話を伺いました。

校長の森田祐二先生

進路指導部長の武田剛昌先生

「医学部志望者の生徒たちを集団にした指導体制を作り、互いに学び合う環境を提供したいと考え、取り組みを始めました。医学部のみならず、国公立など難関大志望の生徒たちにも輪を広げていけたらと考えています」と森田先生。医学部に限らず、難関大志望の生徒のために河合塾で長年医学部コースや東大コースを教えてきた英語と数学のベテラン講師陣による特別課外講習を開講し、放課後に同校で学べる環境を提供しています。また、医学部や難関大志望者対象のプログラム以外にも、高校生を対象に音楽大学、美術大学志望者向けの授業も開講するなど、生徒の多様な進路希望に沿った選択肢も用意されています。

医師による講演会

河合塾のレジェンド講師・村瀬亨先生による英語の講義

本物に触れ、本質を知る教育で
進路につなげる

 同校では音楽の授業でバイオリン、ギターの演奏を必修とするなど「本物に触れ、本質を知る」体験を重要視しています。メディカルプログラムでは近隣の聖隷横浜病院で医療現場体験を行ったり、中外製薬の創薬研究所に生徒たちが出向いて生命科学実験を行ったりと、外部の企業などと提携し、キャリア教育にもつながる取り組みを進めています。また、関東学院大学の付属校であるメリットを生かし、探究学習で同大学の先生に協力してもらうことも。「私が担当する高2生物の探究実験では関東学院大の先生の協力のもと、研究内容をプレゼンテーションするなど、大学の学びにつながる高度な内容に取り組んでいます」と武田先生は話します。探究学習から外部コンテストに出場したり、総合型選抜で難関大学合格につながったケースも。「本校は多くの学びのチャンスを用意しており、6年間で多様な挑戦ができます。失敗しても構わないので、このチャンスを生かし、自分から積極的にチャレンジをしてほしいと願っています」と森田先生。同校で過ごす6年間は多彩な学びや体験を経て、大きな成長が期待できそうです。

中外製薬のバイオラボで実験を行う生徒たち

高2の生物探究実験で発表を行う生徒たち

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

 

関東学院中学校
[学校HP]https://www.kantogakuin.ed.jp
〒232-0002 神奈川県横浜市南区三春台4 Tel.045-231-1001
最寄駅/京急本線「黄金町駅」徒歩7分。市営地下鉄BL「阪東橋駅」徒歩10分。

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