好調な大学合格実績背景には実体験型のキャリア教育

設備の整った理科実験室での本格的な実験授業のほか、大学合格実績の最高記録を連続更新中ということでも知られる東京都市大学付属中学校（世田谷区）。男子受験生ならば誰もがチェックする注目校といえるのではないでしょうか。
そんな同校が目指す「明るく元気で、たくましい男子」の育成には、欠かせない重要なプログラムがあります。それは、中3の1年間を使って自らの将来・進路を考え始める「キャリア・スタディ」です。
中学3年次から、将来を考えることで学習へのモチベーションを落とさないようにすること、高校での文理選択について真剣に考えさせることが狙いのプログラムからは、“6年間で骨太な男子を育てあげる”という先生方の気概を感じます。

時には厳しい指導も大先輩から後輩への熱いメッセージ

本プログラムには、社会の第一線で活躍している卒業生が多く登場します。同窓会の協力により、技術者・研究者・医師などの理系分野から、弁護士・会計士・公務員・企業経営者など幅広い職種の方に、生徒への特別講義や企業訪問を依頼できるのです。
OBによるサポートの効果について、広報担当の桜井利昭先生はこう話されます。
「先輩方がアテンドしてくださる企業訪問ですから、生徒を“ただのお客さん”にはしません。アポ取り電話なども生徒たちにさせ、事前学習を行った上で生徒たちだけで企業に赴きます。訪問中、真摯に向き合ってくださる先輩の姿に感動したという生徒も多いです。実際に自身の肌で受けた刺激は、生徒の心に残ります。この経験が、生徒を成長させてくれるのです」
キャリア・スタディでの学びを原体験としながら、希望進路の実現に向け突き進んでいけること。大学合格実績好調の秘訣はここにありそうです。

中3キャリア・スタディの流れ
（1）スタート集会

同窓会の大先輩がプログラムに臨む心構えを教えてくださいます

（2）業あり先生

「業あり先生」では、様々な職種の方のお話から、具体的な職業について学びます

（3）マナー講座

企業訪問前のマナー講座。「礼儀を忘れず、でも中学生らしく！」

（4）企業訪問

班ごとに興味のある企業を訪問。特別な施設に入れていただいたり、白衣を着て患者さんと触れ合わせていただいたりもできました

（5）キャリア発表会

1年間の学びを、同学年の友人や保護者の方、次に学ぶ中2の後輩に向けてプレゼンテーションします

より多くの受験生へ、チャンスを広げる！
2015年入試要項ポイント

（1）1日PM入試を2科4科選択、2科の開始を16：10に
他校の午前入試からより余裕をもって移動ができます
（2）2日AM入試に英語を使った「グローバル入試」を導入
（3）帰国生入試に国語型を追加
帰国生受験者にも、受験チャンスを拡大！
（4）II類・I類の定員を分けます
コースごとの難易度をわかりやすくします
（5）4回連続受験者へ加点措置あり
第一志望の方のあきらめないチャレンジを優遇します

東京都市大学付属中学校
［学校HP］http://www.tcu-jsh.ed.jp/
〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1
☎ 03-3415-0104
最寄駅／小田急線「成城学園前駅」徒歩10分。田園都市線「二子玉川駅」からバス20分「東京都市大付属中高前」下車。