イングリッシュキャンプで、英検・模試で、成果を実感!『英語脳』(英語の回路)を作るトレーニング型授業!
創立50年目のメモリアルイヤーを迎えた東京純心女子中学校・高等学校は、創立以来、英語教育に定評のある女子校です。そんな同校が、3年前より導入した、基礎基本の反復学習で、学習の基盤となる英語の回路を作る授業が、着実に成果を結びはじめています!
聞いて、話して、体を使って学ぶ。英語は実技教科!
「本校の英語教育は、英語を英語の語順のまま理解する考え方(=『英語の回路』)を生徒に体得させることを目指しています。そのため、教員の話す英語を聞いて、生徒自身も声に出し、ノートに書いて、グループワークで活用して、と全身を使って英語を学ぶ授業を展開してきました。現在は中3までがその新カリキュラムで学んでいます」
こう話されるのは、英語科主任の三田浩子先生です。取り組みを始めてから3年。実際の成果について、ずばり伺いました。
嬉しい誤算も含め表れた3つの成果!
「一つ目の成果は、英語でコミュニケーションをとる姿勢ができていること。これは、中2のイングリッシュキャンプを毎年指導してくださる外部のネイティブ講師に言われました。日本人はよく、『人前で英語を話すことに抵抗がある』などと言われますが、授業の中で繰り返し、友人たちの前で英語を使っている純心生は人前で英語を話すことも、英語を話す自分にも慣れています。英語の表現パターンが『英語の回路』として入っている生徒は、日常の簡単なやりとりは、自然に口からでてくるようになっています。
二つ目の成果は、英検合格率の上昇です。現中2、中3ともに、今までよりも合格率がアップしています。特に現中3が中2時に挑戦した準2級の合格者割合が、顕著に上昇。日ごろの授業が英検などでも強さを発揮していると実感しました。
三つ目は、外部の模擬試験での上位成績層が増えたことです。基礎基本の徹底で、成績の底上げを期待していた教員にとっては嬉しい誤算でした。英語学習の土台となる『英語の回路』を築いた上に、英語力を積み上げてきている生徒たちを頼もしく思いますし、さらに伸ばしていこうと、われわれ教員も改めて指導に熱が入ります」(三田先生)
新英語カリキュラム1期生の中3生は、10月には中学の履修範囲を終え、高校の学習へ入ります。「文法事項の整理をしたり、長めの長文を読む訓練をしたりして、中学英語を定着させながら、高校英語への準備をしていきます」と三田先生。
英語の基礎基本を身体で学んで身につけた生徒たちが、高校でどのような伸びを見せるのか。純心の英語教育の今後がとても楽しみです。
東京純心女子中学校
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