全国大会で「特別賞」を受賞したこともあるダンス部。その実績を支えているのは、上級生から下級生へと受け継がれている練習にあります。
上級生から下級生へ受け継ぐダンスの基礎と伝統
「小体育館」と呼ばれる一面鏡張りのダンス専用のフロアで、放課後、元気に踊っているのは、同校のクラブの中でも人気のあるダンス部。現在、ダンス部は中高生合わせて約60名の部員がいます。取材に訪れた日は、まだ1年生の仮入部期間前で、6月に開催される県大会に向けての練習が行われていました。
ダンス部の活動は、1月と6月に開催される県大会と、8月と11月に開催される全国大会での優勝を目標に、部員全員が一団となって練習に励んでいます。同校のダンス部のレベルは高く、2013年には“ダンスの甲子園”と呼ばれる「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」で特別賞を受賞しました。こうした実績から、部員の多くがダンス経験者と思いきや、ほとんどの生徒が1年生からダンスを始めたと言います。
「上達の秘訣は、先輩たちの的確な指導。実力のある5、6年生が、1、2年生を指導するので、早い段階から基礎がしっかり身に付き、時間をかけて自分たちのダンスを追求することができます」と話すのは、ダンス部創立以来25年間顧問をしている木村美絵子先生です。練習中も、上級生のかけ声が聞こえて来ます。
憧れの先輩がいるから成長できる
「私たちも先輩のダンスをお手本にしながら、ここまで成長することができました」
そう話すのは、部長のYさんと副部長のIさん(6年生)。ダンス部に入ったきっかけは、新入生歓迎会の時の先輩たちのパフォーマンスに感動したからと話します。現在は、後輩を指導しながら、部全体をまとめているお二人。
「自分がダンス未経験者だったから、できなかった時の悔しさが分かります。こうした体験を話しながら、後輩たちを励まし指導しています」(Iさん)
「部員数の多いクラブですが、顧問の木村先生は生徒一人ひとりを本当によく見て下さっています。みんな個性はあるけれど、気持ちはひとつ。今年は絶対優勝を目指します!」(Yさん)
憧れの先輩を追いながら、成長していく後輩たち。今年3月に創立25周年を迎えたダンス部には、代々の先輩たちの思いが受け継がれています。
木村先生に聞いてみました!「ダンスを通して得られるものとは?」
ダンス部では、大会での優勝を目標に日々練習に励んでいます。しかし、私が生徒たちに伝えたいのはそれだけではありません。クラブを通して、人としての礼儀、感謝の心、そして諦めない心を育む。それができるのが、横浜富士見丘のダンス部です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
横浜富士見丘学園中等教育学校
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