学校生活そのものが、世界や平和を考える基盤に
創立以来、100年以上続くグローバル教育
「わが校でグローバル教育といえば、まず挙がるのは『聖書』と『社会』です」と、募集入試主任の安達薫先生は言います。キリスト教に基づく人格教育で「道徳人・実力人・世界人」を育てる明治学院ですから、当然かもしれません。
礼拝や、6年間をとおして週に1時間「聖書」の時間を設ける同校では、クラスごとにフィリピンの恵まれない子どもたちの就学支援などを行っています。また、広大な校地には、広島で被爆したアオギリや長崎で被爆したクスノキの2世なども、ひっそりとたたずんでいます。
同校は、学校そのものが物事をグローバルに考える場だといえるでしょう。
学習指導も、世界とつながるために展開
だからこそ国際交流も盛んで、高1・2で参加できる「40日間ホームステイ」(アメリカ)は、45年の歴史があります。ちなみにホームステイ先はすべてキリスト教信者の家庭ですが、これをきっかけに受洗する生徒も少なくないとか。
また、中3には2週間の語学研修「サマーキャンプ」(アメリカ)があります。
そして、もう一つ特筆するべきことは、今年4回目を迎えた「ウィンターキャンプ」。これは、語学系や国際系への大学進学内定者が、高3の1月にアメリカのアイオワ州の大学に学ぶプログラムです。次の段階への移行をスムーズにという、同校の手厚いバックアップ体制がうかがえます。
このように、同校では受験対応の指導はもちろん、それ以上に、物事を真摯にとらえ、世界中の人々とつながっていくための学びにあふれています。そして、つながるためのツール(たとえば英語力など)を手に入れることの大切さと方法を指導しているのです。
TOPIC 1 150周年記念事業の一環
2016年、3つの施設が新たに完成予定!
(1)グラウンドが全面人工芝に!
5万6000m²という広大な校地のうち、2万m²を占める同校のグラウンドですが、来年、全面人工芝に改修されます。競技パフォーマンスが上がるといわれる人工芝、野球やサッカーなどの部活もいっそう活発になることでしょう。また、安達先生は「保護者の方の洗濯もラクになると思います」と笑いますが、土ぼこりが立たないなど、衛生面でも格段に改善されることになります。体育祭が行われる5月の完成を目指しています。
(2)ビオトープで武蔵野の里山を再現!
自然あふれるスペースを生かして、ビオトープも作る予定です。「いまも放ったわけではないのに、ザリガニやドジョウがいるんですよ。なぜだかわかりますか?」……答えは、おそらく水鳥が脚に水草を絡ませてやってきて、その水草に卵がくっついているのだろう、とのこと。「理科の教材としても使いたいですし、ホタルが飛ぶようになれば、近隣の方にも開放できます」(安達先生)。また一つ、武蔵野の里山という魅力的な学習の場が加わりそうです。
(3)正門の改修
東村山の地に同校ができて以来、52年の歴史を感じる正門ですが、この機に、正門も新しく生まれ変わる予定です。
TOPIC 2 2016年大学入試
「推薦進学コース」からも他大学受験が可能に!
同校は高2から「受験コース」と「推薦進学コース」に分かれますが、これまでは推薦進学コースに在籍する生徒は明治学院大学への専願でした。しかし、来年から成績上位生は、推薦権を保持したまま他大学を併願できる(2大学/2学科まで)制度ができます。逆に、受験コースにいても、上位生なら明治学院大学への推薦の権利を得られるとのこと。頑張り次第で進路選択の幅が広がる、この新制度にも注目です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
明治学院中学校
[学校HP]http://www.meijigakuin-higashi.ed.jp/
〒189-0024 東京都東村山市富士見町1-12-3
☎ 042-391-2142
最寄駅/西武拝島線 国分寺線「小川駅」徒歩8分。JR武蔵野線「新小平駅」徒歩25分。(自転車通学可)