未来を幸せに生き抜く女性を育てるハイスキルキャリアエデュケーション
自ら調べ、考え、伝える探求型学習の充実
神奈川県唯一の女子中等教育学校である横浜富士見丘学園では、将来、高いステージで社会参画できる女性を育てるためのキャリア教育として、「ハイスキルキャリアエデュケーション」という取り組みを行っています。この取り組みは、松田由紀子校長が同校の校長に就任した2年前からスタートしました。女子教育の実績がある松田校長によると、「女の子には、選択肢を与えて自分でやらせてあげると、一生懸命に取り組み、様々な力を発揮することができる」と言います。こうした女子が持つ特性を生かし、考えたプログラムがこの「ハイスキルキャリアエデュケーション」です。
まず、1年生では、自分史・他人史の作成を通して、自己を見つめ、他者を理解する意識を高めます。次に2年生で同校のある横浜市旭区について、行政、福祉、企業、学校など各分野の方に話を聞き、地域のために何ができるかを考え提案する探求学習を行います。3年生では、さらに視野を広げ、日本・世界のグローバルな問題を探求していきます。また、様々な職業のプロフェッショナルな方から仕事について学び、職業観や女性の多様な生き方を考えます。4年生では、企業の商品開発が体験できる「クエストカップ」に参加したり、大学の学部研究をしたりして、自分が将来進む道を模索していきます。そして、5年生で自分の興味関心があること、または将来の夢についての論文を作成し、進路を選択していき、6年生ではその夢に向かって大学進学を目指します。
「こうして6年間、自ら調べ、考え、伝える探求型の学習をし、主体的に生きる女性を育成していきます」(松田校長)
“使える英語”を伸ばす英語への積極的な取り組み
また同校では、女性が将来、高いステージで活躍するには、コミュニケーション手段として使う英語力を高める必要があると考え、英語教育にも力を入れています。
2年前からスタートした「セブ島英語研修」では、各自の英語レベルに対応したマンツーマンによる学習をしながら、現地の小学校でボランティア活動も行い、国際貢献について考えます。また、昨年度からは、現地へ行かなくても生きた英語が身に付けられる学習法として、校内や家庭でできる「オンライン英会話」がスタートしました。
「生徒たちには、教室という枠にとらわれず様々な場所で、様々な人から多くを学んで欲しいと思います」(松田校長)
こうした体験を通じて、成長していけるのが、同校の魅力ではないでしょうか。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
横浜富士見丘学園中等教育学校
[学校HP]http://www.fujimigaoka.ed.jp/
〒241-8502 神奈川県横浜市旭区中沢1-24-1
☎ 045-367-4380
最寄駅/相鉄本線「二俣川駅」徒歩12分。