私学探検隊

難関大への合格率が、一年で3倍増!「自学自習力」と「時間管理能力」育成で、生徒は伸びる

今春、卒業した共学部の三期生の難関大学現役合格者数は、昨年の3倍を超えるなど、進学実績を飛躍的に伸ばしている同校。校長の原田豊先生にお話を伺いました。

入学時から独自のノートで自己管理。積み重ねが基礎学力の向上へ

「自学自習力と、時間管理能力。この2つの力を早い段階から身につければ、生徒は自ら勉強しますよ」と、原田校長は言います。
時間管理の意識を高め、計画的に学習が進むようにと、全校で使っているのが、同校オリジナルの
〝TQ(Time Quest=時間管理)ノート〟です。
「生徒自ら学習計画を立てて、実行して振り返ります。進捗を自己管理することで、時間管理能力と自学自習の姿勢を身につけていきます。大切なのは、6年間やりつづけることですね」(原田校長)。また、同校では毎日、朝テストも行っています。
「朝テストで不合格だと放課後に補習が行われるため、部活動に参加できません。生徒たちは部活の仲間と誘い合って自習室で勉強したりと、翌日のテストに備えます。このような毎日の積み重ねが基礎学力のアップにつながっています」(原田校長)

日々の学習から受験勉強まで。「面倒見が良い学校」と定評

「自習室」

「自習室」

同校の自習室は、「夜の8時(高3生は9時)まで解放されていて、毎日150名を超える生徒が利用しています。現役東大生や卒業生を中心とした学生チューターが、毎日15~20人体制で対応をしているので、わからないことがあっても、その日のうちに解消されます。
「日常の教室から離れた遮断された空間だからこそ、集中して勉強ができます。椅子の座り心地や周辺の音が聞こえないかなど、生徒が使いやすいように環境を整えています」(原田校長)。また、中学生には希望や必要に応じて「個別学習」も行われています。さらに、高校生になると、目標に応じたきめ細かな受験対策講座が開かれるなど、日々の学習から受験勉強まで、手厚いサポート体制が整っています。

保護者も「参加する」キャリア教育。校長は全保護者とじっくり個別面談

キャリア教育にも力を入れている同校では、中1では、保護者にヒアリングをして「自分史」を作成、中2では、自分が生き方を惹かれる人物を調べて「偉人新聞」の作成と、自分をよく知り、他人をよく知るところからスタートします。さらに、将来の職業を考えていくうえで、保護者の協力も欠かせないと言います。
「保護者の方に、ブース形式で仕事の話を生徒にしていただいています。医師、企業、新聞社、議員など、さまざまな職業の具体的な話が聞けるので、生徒の視野も広がります」(原田校長)。ブースの数は20にもなるなど、多くの保護者の方が協力してくれています。
毎年、原田校長は入学した中1生一人ひとりのご家族と、約50分間、じっくりと個別面談を行うそうですが、そんな熱心な先生方に寄せられる信頼は大きく、保護者も積極的に学校行事に参加しています。
「このような機会をとおして、偏差値だけではない、もっとその先にある何かをつかんでほしいと思っています」(原田校長)

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

東京都市大学等々力中学校
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