100人を超えるロールモデルから自分に合った生き方や進路を探究する6年間
憧れの先輩たちの声が将来の自分を探すきっかけに
「恵泉女学園では、卒業生のほぼ100%が大学に進学しています。1年生から6年生までの6年間、自己を見つめる大切な時期にさまざまな人と出会い、刺激や影響を受け、自分が将来何をしたいのか、何に向いているかをじっくり考えた結果、その夢を実現する場のひとつとして大学進学があります」
そう話すのは、同校の進路指導部長の鏑木かすみ先生(国語科)です。
左の表は「恵泉の進路サポート」を表したものです。同校の進路指導の大きな特徴は、恵泉で10代を過ごした卒業生や最上級生の6年生に、自身が経験したことを語ってもらうことで、一人ひとりの生き方に幅広い選択肢があることを教え、その中で「あの人のようになりたい」というロールモデルを選び、その影響を受けながら成長していけることです。
1・2年生には、まずは恵泉の学校生活を知ってもらうために、恵泉で教育を受けた最上級生の6年生に、どんな中学生活を送り、今どのような考えを持って、最後の学校生活を送ろうとしているのかを語ってもらいます。こうして、自分にとって具体的な行動や考え方の模範となる「ロールモデル」を見つけます。
3・4年生では、自分史づくり、職業調べやキャンパスツアー、さまざまな職業に就く卒業生によるキャリアガイダンスなどを通じて、進路について考える機会を与え、「なりたい自分」を模索していきます。
5・6年生からは希望する進路に向かって、実践的な学習を進めていきます。その中でも小論文の個別指導は、国語科を中心として他の教科でも幅広く行っており、成果をあげています。
学習面の通常の授業以外のバックアップとしては、低学年から参加できるS-park(特別講座)を土曜日と長期休暇に実施。生徒は意欲的に取り組み、参加者は年々増加しています。3~6年生全員参加の夏期講習では、夏休みを有意義に過ごすためのペースづくりをして、2学期の学習へと繋げて力をつけていきます。
文理系から芸術まで幅広い進路で“なりたい自分”を目指す
2015年3月の卒業生の進路先は、文学・語学・心理・国際が32%、政治・経済・法学・商学が16%、教育学・保育・福祉が11%、人文・社会が10%、医学・薬学・看護が9%、理工・建築が8%、農学・生物・水産・獣医が7%、同じく芸術が7%と実に幅広い分野に進学しています。
「こうした背景には、6年間でさまざまな生き方をしている卒業生に出会い、刺激を受けていることが大きいのではないでしょうか」(鏑木先生)
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
恵泉女学園中学校
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