丁寧な学習サポートで基礎学力の土台を築き、オリジナルの探究型学習で課題解決力を育てる!
カトリックの教えに基づき、生徒一人ひとりの存在を『宝物』として大切に育む東京純心女子中学校。今回は、子どもたちの可能性や潜在能力を引き出す学習面でのサポートと特徴ある純心オリジナルの「探究型授業」について、入試企画部の高橋正先生にお話をうかがいました。
個々の生徒に合った授業で学力と成長意欲を伸ばすきめ細やかな純心の習熟度別授業
「学習面で本校がまず大事にしていることは、一人ひとりの生徒に合ったレベルの授業・声掛けによって、それぞれの生徒の学力を伸ばすということです。そのために、得意・不得意の差が出やすい科目について、生徒の実情を見ながら、学習段階に応じた習熟度別授業を展開しています」(高橋先生)
純心の習熟度別授業は、女子生徒の学習の特性をしっかりと押さえています。例えば、上位レベル1クラス以外は中位レベルで設定することで、生徒の学習へのモチベーションを損なわないようにしたり、各学年の状況を見ながら、年度途中からでも習熟度別を導入したりされているそうです(今年は中1代数で9月より実施)。クラスの入れ替えも学期ごとに可能なので、定期テスト時の目標にもなっていると言います。
「中3からは理科の1分野(化学・物理)、高1からは古典でも習熟度を展開しています。高2以降は進路希望別の少人数授業を行い、一人ひとりの進路実現を強力にサポートしています」(高橋先生)
今後は、上位生徒の力をさらに伸ばすため、高校で習熟度Sクラス(最上位クラス)の設置を決定。加えて、大学入試制度改革でより求められる記述力対策についても、教員1人あたり生徒が10~15人となる少人数授業・講座での対応を予定するなど、一人ひとりを大切にする校風を生かしたよりきめ細かい学習サポート体制の構築が進められています。
新たな大学入試で試される力につながる、図書館を活用した純心オリジナルの「探究型学習」
「新しい大学入試で問われる『知識活用力』には、まさに本校が十年来取り組んできた“純心オリジナルの『探究型学習』”が効果を発揮すると考えています」と高橋先生。純心の探究型学習がオリジナルと言えるゆえんは、図書館司書教諭と様々な教科(社会・国語・美術・音楽・家庭科・宗教など)の担当者が協働して指導する授業であること、「問いを立て、情報を収集・選択し、考えをまとめて発表する」という課題解決スキルを、学年ごとに段階を追って身につけさせていくことという点にあります。
「中3の探究型学習『時事問題スピーチ』で課題の明確化の方法を学んだ生徒たちは、高1の『長崎研修』に向け、現地で何を学んでくるかという問いを自発的に立てはじめています。試行錯誤をしながらも、課題解決スキルが生徒の中に根付いてきたことを頼もしく感じています」(高橋先生)
生徒の状況に合わせて対応する習熟度別授業で基礎学力の土台を固め、図書館との協働で課題解決スキルを身につける―純心での学びは新しい大学入試はもちろん、社会に出ても学び続ける力の根幹になりそうです!
探究型授業テーマ
中1社会「世界の国調べ」
中2音楽「ベートーヴェンレポート」
中3社会「時事問題スピーチ」など
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東京純心女子中学校
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