全教科にiPad&電子黒板導入!ICT教育で培う「探究する力」「適応する力」「実行する力」
世界で活躍できる人材を育成するために、いま日本の教育が大きく変わろうとしています。「個性」「創造性」「国際性」を教育の柱とする聖徳学園は、グローバル社会で活躍する人材育成のためにいち早く「21世紀型教育」に取り組んでいます。
必要となるのは、「探究する力」「適応する力」「実行する力」。これらを身につけるために、ICTの活用、グローバルな体験、アクティブラーニングなどの新しい教育を積極的に取り入れています。
1人1台iPad導入 培うのは、真の人間力
特にICTについては、全教室に電子黒板を導入し、今年入学の中1からは全員1人1台のiPadを保有し、全ての教科で使用しています。
「いまの中高生は、デジタル・ネイティヴ世代。21世紀に育つ子たちにICT力は必須です。こうしたICT機器が切り離せない時代に生きている子たちには、上から規制するのではなく、きちんと日常で使いこなし、難しさや危険性も知りながら学び、自分で使いこなせるようになる必要があります。ICTを使えるスキルだけでなく、大事なのはそれを使う人の人間力。何かを伝える力、人を敬う心、人とつながる力、新しい未知の物を作る心も、習得していけるように取り組んでいます」
と話してくれたのは、ICTの授業を担当している藤戸政綱先生。
中学生は毎週1時間のICTリテラシーの時間があります。実際に自分たちで操作し、グループや個人で体験しながら行うアクティブ・ラーニング形式で学んでいます。
もちろん使うためのルールも明確にし、入学時に保護者、先生、生徒の3者で約束を確認し、契約を交わします。授業では、使わないときは先生がロックをかけることができるようになっているので、使うときとそれ以外に集中すべきときをはっきりと区別しています。
個人に合わせたICT活用で学力定着にも大活躍
聖徳学園は、中学入学時の実力に比べて、卒業時の大学合格実績が良い「学力伸張度」の高い学校としても評価されていますが、ICTもその取り組みの一つとして成果を上げています。
「iPadを取り入れたことで、様々な教科で多様に提供されている学習アプリを活用することができるようになりました。生徒の学力やニーズに合わせた教材が格段に増えたおかげで、ボトムアップにつながっています。先生が一方的に説明しているだけではどうしても遅れをとる生徒が出てしまいがちですが、iPadの導入で一人一人が自分のペースで取り組めるようになり、細かなケアもできるようになりました」と藤戸先生。
生徒の可能性を引き出し、学力とともに心の成長も育む聖徳学園のICT教育は、これからさらに進化していきます!
ICTリテラシーの授業を拝見!
この日の授業は「動画のコマ撮り」
❶まずは、コマ撮りの動画を見て、どうやって作られているのかディスカッション。作るうえで、難しい点、工夫する点は何だろう?
❷実際に「夏」をテーマにコマ撮り動画を作ることに!ストーリー案をグループごとに4コマ漫画を描きます。
❸相談時間が終わると、iPadは先生がロックをかけて使えません。友達の発表や先生の話に集中です。
❹秋には、中1の優秀動画作品を発表する「聖徳映画祭」を開催予定。それに向けて、コマ撮り動画の撮影など、グループで取り組みます!
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
聖徳学園中学校
[学校HP]http://www.shotoku.ed.jp/
〒180-8601 東京都武蔵野市境南町2-11-8
☎ 0422-31-5121
最寄駅/JR中央線「武蔵境駅」徒歩3分。