グローバル社会に向けた新しい取り組み
グローバル社会とは国境を越えて世界中と結びつく社会、つまり様々な価値観や立場の人と接する社会のことです。共立女子はこれまで都内有数の規模を活かし、生徒同士が授業や行事、部活動などを通じてコミュニケーション能力を伸ばせる場を数多く用意してきました。
近年ではさらに、諸外国の人々とコミュニケーションをとる際に必要な外国語スキルの獲得に向けての新しい取り組みが始まっています。今回はその中から3つをご紹介しましょう。
ニュージーランド女子校と姉妹校提携
共立女子の海外研修はまだ海外へ行くことさえ珍しかった昭和44年から続く伝統的な取り組みです。近年では高校1・2年生を対象にカナダとニュージーランドの2コースで実施してきましたが、今夏ニュージーランドのSt.Margaret’s Collegeと姉妹校になり、交換留学の協定を結びました。St.Margaret’s Collegeは5歳から18歳の生徒約800名が学んでいる1910年創立の私立女子校で、これまでも共立女子の生徒が海外研修の際には毎年お世話になってきた学校です。
平成28年度より高校1年生を対象として、まずは2~3ヶ月の交換留学を始めるとのことです。それにともない、校内のサインボードも英語併記に切り替わりました。この交流をきっかけに両校生徒が国際社会で活躍できる人材に成長することを期待しているそうです。
オンライン英会話
今年度から中学1年生の長期休暇中の課題の1つとして、オンラインによる英会話レッスンが導入されました。英語によるコミュニケーションを重視する時勢の中で、授業以外にも「話す」「聞く」機会を増やすことがその目的です。レッスンは、フィリピンにいる外国人講師と1対1で25分間、専用のテキストを使用して行われます。年間10回のレッスンを予定し、この夏休みには5回を受講することになっています。家庭にネット環境が整っていない生徒には学校のパソコン室を開放して対応をしています。中学1年生にはややハードルが高い部分もありますが、回を重ねるにつれ徐々に慣れていっているようです。中には宿題の規定回数を超えて受講する意欲的な生徒もいて、今後の成長がとても楽しみだそうです。
ランゲージスクエア設置
語学教育のさらなる充実に向けて、校内に来年度から「ランゲージスクエア」が設置されます。部屋の名前にあえて「イングリッシュ」を付けなかったのは、「グローバル」とは英語だけではないという考え方の現れだそうです。課外講座としての中国語会話講座や、高校選択授業に中国語やフランス語を設置している同校らしい姿勢だと言えるでしょう。当然英語の資料だけでなく、他言語の資料も置くことになっているそうです。まだ設備や運用など細かなところは計画中ですが、英会話の授業だけでなく、放課後には海外ニュースチャンネルや映画視聴、ネイティブとのイベントなど外国語や文化に親しめる場所として活用していきたいとのことです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
共立女子中学校
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