今年から新コースがスタート!高い国際力を学ぶ「叡智コース」でグローバルな人材を育成
真の国際人を育てるために創立された学校の新たな一歩
国際教育、グローバル教育という言葉が広く使われるようになるはるか以前、およそ80年前に国際人育成を掲げて誕生したのが麗澤中学・高等学校。資源の少ない日本は貿易を通して生きていく必要があり、そのためには海外で渡り合えるだけの「国際力」が欠かせないと考え、特に英語力に力を入れ、道徳性の高い国際的日本人を育成することを主軸としたのです。
そして、今年4月、より時代に合った国際教育を形にした、6年制の「叡智コース」がスタートしました。叡智コースには「アドバンスト叡智コース(以下、AEコース)」と「エッセンシャル叡智コース(以下、EEコース)」があります(図1)。AEコースは東京大学進学を目標としたコース。EEコースは最初の4年間(中学1年~高校1年)を3学級編成で、ファイナルステージ(高校2・3年)で目標進路別のクラス編成を行って、志望進路の実現を図ります。難関国立大の文系(TK文)、理系(TK理)、難関私立大学+国公立大学の文系(SK文)、理系(SK理)のほか、海外大学への進学も視野に入れたILコースに分かれてより深く学習を進めます。
また、麗澤にはネイティブ教員が7名いて、日常的に生きた英語に触れる機会があります。こうした環境の中で、それぞれの進路に不可欠な英語力を身に付けることはもちろん、麗澤の特徴でもある「言語技術」の授業を通して「論理的思考力」を培います。
キーワードは”発信力”国際社会で通じる英語力
麗澤の英語教育の強みは発信力の養成。言語技術での学びを生かして、中学2年生で英語のパラグラフを書き始め、中学3年生では英文エッセイ(小論文)作成に取り組みます。また、コミュニケーション力に重点を置く英語力検定GTECを中学1~3年生全員が受検し、中学3年生のライティング部門では、全国の高校3年生の平均点を上回る成績を修めています。英語はあくまでツール。国際人として必要なのはコミュニケーション力です。自分の考えをどう伝えるか、相手の言葉を真に理解し、対話していくか。日本語だけでなく、英語ではどうか。「英語力+言語技術」が求められるのです。
英語の授業は日本人英語教員とネイティブスピーカーとでティームティーチングを行い、英語だけで会話。生徒全員が入学当初から高い英語力を持っているわけでなく、日常的に英語に触れ、段階的に学習に取り組み、そしてそれを繰り返していくことで、一人ひとりの英語力を伸ばしていきます。中学1年生ではゲームなども交え、楽しみながら英語に慣れていきます。重視するのはコミュニケーション力。ここではテストの点数を上げることが目的ではありません。いかに使える英語を習得するか、身に付けた英語でより深いコミュニケーションが取れるかが課題となってきます。
そのために役立ってくるのが言語技術の授業。理解力、読解力、論理的思考力を養うことで情報のインプットとアウトプットの両面を研鑽します。これにより、高いコミュニケーション能力や情報処理能力を高め、論理的な思考力や正確な表現力を育成。そこに英語力を併せ持つことで、英語でのコミュニケーション、海外でのコミュニケーションの場でも力を発揮できる人材になるのです。
AEコースで育成する知識と心を備えた人材
グローバル社会でリーダーシップを発揮できる人材を更に高いレベルで育むAEコース。目標進路は東大です。従来の麗澤教育に加え、例えば英語では最難関の受験英語指導に特化した教材「New Treasure」を取り入れています。また、高度な教科学習を基盤として、麗澤の5つのLをさらに強化する「Lアワー」を週に1回7限目に実施。論理的思考を養成する囲碁プログラムや模擬企業体験などを通して社会で活躍できる力を身に付けます。
定員30名のホームルームクラスを、数学と英語ではさらに2分割した少人数制の授業を行い、一人ひとりの理解に合わせた細やかな指導を行います。高校1・2年では放課後の課外講座がスタート。苦手教科の克服や大学受験に向けた先取り学習などをサポートします。また、勉強合宿なども行って目標実現を目指します。
多様な進路目標に対応できる本質的な力を養うEEコース
独自の実践的英語教育や言語技術教育など、従来の麗澤教育に磨きをかけた学びを実践。将来の夢や目標を見定め、最適な進路を目指します。高校2年生でTK、SK、ILの3つのコースの中から、希望進路に合わせてコースを選択し、夢へ向かう進路実現を目指します。
TKコースでは長期休暇や放課後の課外講座を必修とし、少人数制で確実な得点力を養成します。部活動や学校行事などにも力を入れながら、難関私立大や国公立大受験用のカリキュラムも選択できるのがSKコース。幅広く進路を選択できます。そしてILコースは難関私立だけでなく、海外大学への進学も視野に入れ、英語力や国際力を身に付けます。
どちらのコースでも麗澤教育の真髄は変わらず、社会でさらに飛躍すべく、人間力のあるグローバルな人材へと導いていきます。
聴く 話す 読む 書く を鍛えるオリジナル教科「言語技術」
欧米の国語教育の中心になっている「Language Arts」を日本の学校教育の現場で取り組めるように麗澤が開発した正規の教科。「聴く・話す・読む・書く」の4つの技能を日本語で鍛え、高度なコミュニケーション能力や情報処理能力などを高めます。
授業はすべてディスカッション形式で行われ、作文で終結します。はじめは質問に対して根拠に基づいて答える「問答ゲーム」からスタート。コミュニケーションの基礎や論理的な思考力を段階的に養い、プレゼンテーション力や分析力、論文を書く力などの技術を積み上げることで、最終的には洗練された構造の小説が書けるレベルにまで向上します。
論理的に物事を思考し、構造的に発信する力を身に付けることは、英語をはじめとする文系教科だけでなく、仮説を立て、論理的に実証する理数系の学びにも最適です。発言すること、文章を書くことへの抵抗がなくなり、社会に出てからも役立つスキルを習得します。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
麗澤中学校
[学校HP]http://www.hs.reitaku-u.ac.jp/
〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
☎ 04-7173-3700
最寄駅/JR常磐線「南柏駅」から東武バス5分「廣池学園」徒歩5分。