「世界の佐久長聖へ」 ~礼節・忍耐・誠実~
佐久長聖中学校は、長野県初の中高一貫校として今年創立20周年を迎えました。東京から北陸新幹線で75分というほどよい距離にある、豊かな自然環境にある学校です。
本校の掲げる「世界の佐久長聖へ」という教育方針は、昨年の高校創立50周年を機に、これまで培ってきた創造的で高い学力と態度を育成する「授業」、地域や自然とのふれあいを通して道徳的価値と判断力を実践する「体験学習」と海外研修、そして仲間との関わりを通して人間関係を磨き、自立(律)心を育てる「館生活(寮生活)」の三位一体の教育をベースに、佐久長聖から学問でもスポーツでも世界に羽ばたく人材を育成していこうとするものです。
■個性と学力を伸ばすコース制
最難関大学現役合格を目指す「東大・医進コース/難関大コース」とスポーツや芸術面の才能を伸ばしながら大学進学を目指す「スキルアップコース」があります。2年生から行われる「東大・医進コース」は、難関大コースに属するコースで、定期考査の結果や日常の学習態度、提出物などにより定期的にコース替えを行います。通常の難関大コースとの違いは、英語と数学の授業がよりハイレベルで進度が速いことです。通常6時間かける授業を5時間で終え、残りの1時間は演習や英字新聞を読むというようなプラスαの学びができます。
■学習習慣と自立(律)心を育む「館生活(寮生活)」
本校の最も特徴ある教育は「館生活」、いわゆる寮生活です。「館」と呼ぶのは、学校とつながる「学びの場」と位置づけているからです。学習習慣と基本的生活習慣を身につけるべき1年生の7~8割の生徒が館生活を送っています。遠方者を中心に近くの生徒も含めて、中学生の約5割、高校生の約4割が館生(寮生)です。
館生活が目指すものは、基本的な学習習慣と生活習慣の習得と、集団生活を通して助け合い、問題を解決する力を身につけることです。夕食後の食堂では、教師による質問コーナー「長聖塾」が設けられます。その後も教室に移動して、1時間半の学習会が開かれ、全員が集中して勉学に取り組める環境が用意されています。
東京入試 平成28年1月11日(祝) 9:10~13:00
慶應義塾大学 三田キャンパス
国語(150点) 算数(150点) 理社(各75点)
1月14日(木) インターネットと郵送で合格発表
館生(寮生)の声「館生活で学んだこと」
私が館生活で学んだことは、主に二つあります。
一つ目は「時間の作り方」です。私は家にいると勉強時間をうまく作れませんでした。しかし、館では毎日90分の学習時間が必ずあるし、食事や入浴をすばやく済ませれば、その分空いた時間ができます。その時間をどう使うのかを考えるのも楽しみの一つです。
二つ目は「家族の大切さ」です。今までは親にまかせていた洗濯も、館では自分でやります。案外大変なこの仕事を毎日私の分までやってくれていた親のことを考えると、感謝の気持ちでいっぱいになります。
このように館に入ってからの私の生活は変わりました。自分のこと、人のことを考えて行動するのは、初めは窮屈でも慣れてしまえば平気になります。こんなことを改めて考えてみると、私は自分の「成長」を実感できます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
佐久長聖中学校
[学校HP]http://www.chosei-sj.ac.jp/
〒385-0022 長野県佐久市岩村田3638
☎ 0267-68-6688
最寄駅/上信越自動車道佐久インターから車で1分。<スクールバス>JR長野新幹線 小海線「佐久平駅」・JR小海線「岩村田駅」から5分。