社会人OBがバックアップ!たくましさを育む実体験型キャリア教育
付属でありながらも、大多数が国公立大志望の「明るく元気な進学校」!
生徒たちの進路・将来への意識をぐんと引き上げる中3「キャリア・スタディ」
5年連続で都内最高の志願者数を集めている東京都市大学付属中(世田谷区)。「付属」という校名でも、国公立大・難関私大合格者を多数輩出し続けている進学校です。その実績を支える仕掛けの1つに、中学3年生が1年間をかけて取り組む「キャリア・スタディ」プログラムがあります。同校の小野正人校長先生は、こう狙いを話されます。
「本校が育てたいのは、グローバル時代にたくましく生きる人材です。嫌なこと、辛いことに直面しても、逃げずに粘り強く進む人間になって欲しい。そのためにも、生徒たちには『人のためになる夢を持て』と言い続けています。中学3年は中高6年間の折り返しに入る時期です。この時期に、社会を知り、職業を知るプログラムに取り組むことで、生徒たちには自分の将来や夢について考えるきっかけとして欲しいと考えています。したがって本プログラムでは、実体験を重視し、生徒が社会で自立していくための土台づくりにつなげています」
社会人OBのバックアップで働く意味や立ち振る舞いを学ぶ
この「キャリア・スタディ」の大きな特徴は、同校を卒業した社会人の方が多く協力している点にあります。技術者・研究者・医師などの理系分野から、弁護士・会計士・公務員・企業経営者など幅広い分野で活躍するOBが、『業(わざ)あり先生』の講師や『企業研修』の受け入れ、『マナー講座』の指導者など、様々な役となって生徒と関わります。
「8月の『企業研修』は、プログラム最大の山場です。OBが関係する企業約40社を班ごとに訪問するのですが、生徒の自立を促すため、企業へのアポイント取りから当日の訪問まで、すべて生徒だけでさせています。受け入れ側の方々も、後輩たちのためにと、働く意味や仕事のやりがい、大変さなどを本音で語ってくださるので、生徒は大きな刺激を受けて帰ってきます。『自分が人のためにできることは何だろう?』と自身の将来や夢について真剣に考え始める生徒も多くいます」(小野校長)
プログラムは、保護者や企業関係者を招いた発表会で締められます。発表資料の準備からも、わかりやすい資料の作り方や飽きさせないプレゼンの工夫など、様々なことを学ぶとのこと。中3の1年間で進路・将来への意識をぐんと高めた生徒だからこそ、高校での学習や受験準備にもモチベーション高く取り組むことができる―これが同校の高い進路実績に結び付いていると実感しました。
中3キャリア・スタディの流れ
❶ スタート集会
同窓会の大先輩がプログラムに臨む心構えを教えてくださいます
❷ 業あり先生
「業あり先生」では、様々な職種の方のお話から、具体的な職業について学びます
❸ マナー講座
企業訪問前のマナー講座。「礼儀を忘れず、でも中学生らしく!」
❹ 企業訪問
班ごとに興味のある企業を訪問。特別な施設に入れていただいたり、白衣を着て患者さんと触れ合わせていただいたりもできました
❺ キャリア発表会
1年間の学びを、同学年の友人や保護者の方、次に学ぶ中2の後輩に向けてプレゼンテーションします
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
東京都市大学付属中学校
[学校HP]http://www.tcu-jsh.ed.jp/
〒157-8560 東京都世田谷区成城1-13-1
☎ 03-3415-0104
最寄駅/小田急線「成城学園前駅」徒歩10分。田園都市線「二子玉川駅」からバス20分「東京都市大付属中高前」下車。