挑戦する、探究する、学びの心を育む6年間。人間力と学力の向上に努めて、進路を切り拓こう
今春の卒業生は、中高一貫の3期生になります。鈴木重夫先生(主幹教諭/学習進路指導部 統括部長)が、「東工大に合格者が出るなど、大学合格実績で前年度を上回る、非常にいい結果を出してくれた」と語るように、難関国公立、早慶上理、GMARCH、すべてにおいて合格実績が伸びています。成蹊・成城など中堅大学への合格者数も非常に伸びていて、一部の上位層だけでなく、中位層も学力が上がっていることがわかります。分野別では、医歯薬・獣医系、看護・医療技術系の合格者が大幅に増加(鶴見大学に進学した生徒は、歯学部の2名のみ)。「中高一貫生の伸びしろの大きさを、改めて実感した」と語る鈴木先生に、生徒の力が大きく伸びる理由を教えていただきました。
伸びる理由❶ 教科教室型校舎
同校の校舎には、生徒が主体的な学びを身につける工夫があります。学級活動を行うホームベース(HR教室)の他に、すべての教科に専門性を反映したエリアがあり、生徒は毎時間、教科エリア内にある教室に移動して授業を受けます。
「理科や実技系の教科だけでなく、国語や数学なども、すべて教科教室に移動して授業を受けるため、気持ちの切り替えができます。学習に対するモチベーションも高まり、主体的に学ぶ姿勢が自然と身につきます。各教科エリアには教員室もあり、日中はそこに詰めているため、生徒が質問しやすいのはもちろんのこと、教員も教科内での情報共有や教材研究がしやすく、質のいい授業ができています」
伸びる理由❷ 3ステージ制
2年間×3ステージ制を取っている学校はたくさんありますが、同校では、2年ごとにスタート式や修了式を行い、しっかりと区切りをつけています。
「なぜなら、ファーストステージなら『基本的な学習・生活習慣をつける。基礎学力を身につける』というように、ステージごとに設けている目標を、しっかりと果たすことをめざしているからです。各ステージに習熟した教員と、生徒とともに学年を持ち上がる教員とのバランスを重視し、発達段階に応じた心と学力の向上に努めています」
伸びる理由❸ Gyro手帳&ファイルの活用
同校では、生徒の自己管理能力を高めて、自立心を育てるために、Gyro(ジャイロ)手帳とファイルを活用しています。手帳には日々の予定や持ち物、提出物、目標、学習内容などを記入。週末には、その週が始まる時に立てた目標をふり返り、次週の目標や行動を考えます。定期試験や模擬試験の答案や成績、進路学習や海外研修の事前活動の記録、資料などは、色別のファイルで管理します。
「手帳をきちんと書けている生徒は、学力も伸びていきます。ですから、低学年のうちは頻繁に担任がチェックし、コメントを書き込んで、モチベーションを高めています。保護者の方との連携にも役立っています。今春の卒業生も、『手帳を使って自己管理することで、目標をもってしっかり頑張ることができた』と話していました」
伸びる理由❹ 学びから入る進路指導
創立100周年に向けて、「学びの心で世界を変える。」という教育目標を掲げた同校。学びの先に進路選択がある、という考え方で、進路指導に取り組んでいます。また、部活動に励みながらも、全国での立ち位置を把握し、目標をもって学習できるよう、年間の指導計画に模擬試験を組み込んで、中1の1学期から全員が受験。さらに週末課題、7限授業、放課後テスト、学期末補講など、学力の向上につながるさまざまな取り組みを行っており、中学から大学進学を見据えた力をつけていくことができます。
「今春、医歯薬系をはじめ理系の大学を志望し、合格する生徒が増えたのは、こうした環境の中で、生徒自ら興味をもって進路を定め、努力した成果だと思っています」
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
鶴見大学附属中学校
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