生徒たちによる生徒たちのための競技大会!
5月31日、体育祭や文化祭に次ぐ盛り上がりを見せるという中学校の「競技大会」が行われました。競技大会は、サッカー、バスケ、ドッジボール、綱引きの4種目による、学年ごとのクラス対抗。選手はもちろん、審判・運営まで、すべて生徒が行っています。
キャンパス中で熱い試合が展開中
多目的ホールで行われていたのは綱引き。選手も応援する生徒も、手に力が入ります。一方、グラウンドではサッカー。必死にボールを追いかけています。屋上や中庭ではドッジボール。3年生の投げるボールは力強くスピーディー。相手チームの選手を狙います。バスケの試合が行われている体育館も熱気であふれていました。
運営委員のサポートがあるからこそ盛り上がる
競技大会の案内をしてくれた生徒会役員の日笠裕貴くん(高1)と宮田晃志くん(高1)。彼らもまた中学生のとき、運営委員を務めていました。
「綱引きは2年前、生徒にアンケートをした結果、競技種目に加えられた競技なんです。このように生徒の声を生かして、臨機応変に対応できるのが生徒会運営のよいところだと思います」(日笠くん)
今年の運営委員にインタビューすると、「準備段階では、当日の対戦表やタイムテーブルで、どのチームも等しく休憩時間などが取れるよう工夫しました」(生徒会副会長の原田大希くん・中2)
また、今年から新たに、運営本部に電子掲示板で試合結果速報を映すという試みをスタート。「予想以上の反応でうれしいです」(原田くん)
さらに、もう一つの新たな試みとして、手書きの勝敗表の下に空欄を設け、そこに具体的な点数を入れる表を作成。「順位を決めるときの基準として、勝ちは3点、引き分けは1点、負けは0点としています。ただ、これだけだと同点になるケースも考えられるので、得点差で勝敗を決めようと考えました」(生徒会会長の梅木星輝くん・中3)
当日の試合がスムーズに進むようサポートするのも運営委員の大事な仕事。「自分のやれる限りのことをやる」という目標のもと、運営委員の仕事に取り組んだ生徒会議長の新畑葉哉人くん(中2)は、「今年はどの競技も試合開始時間が遅れることなくできたのがよかったです」と言います。
競技大会のクライマックスは、優勝したクラスと教職員チームによるオールスター戦。このオールスター戦に出場する先生に出場依頼をするのも運営委員の仕事です。
縄跳びのオールスター戦では大勢の生徒が注目する中、2対1で生徒が勝利!会場はどっと湧きました。「生徒も先生も日頃のうっぷんを晴らすため真剣です(笑)」(日笠くん)
最後に生徒会顧問の石川泰夫先生にお話を伺いました。
「生徒会の生徒がよくやってくれるので、教員はタイムテーブルのチェックなど、ほんの少しフォローするだけなんです」(石川先生)
まさに、生徒たちの自主性が発揮された競技大会でした。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
本郷中学校
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