グローバルな視野と21世紀型スキルを培う
これからのグローバル社会で活躍する人材を育成するために、「知る・考える・実践する」学びを展開する西武学園文理中学校。豊かな教養を身につけながら、協調性とリーダーシップを育む同校の教育について、昨年12月に校長に就任した猪狩誠市先生にお話を伺いました。
〝21世紀型スキル〟で、これからのリーダーを育てる
「これからのリーダーは、いろいろな考え方や行動をする文化の異なる人たちを一つにまとめながら、協調してやっていく能力が必要です」と、猪狩先生。文理では、それを「知る・考える・実践する」というステップで育てていくと言います。
「〝知る〟は、基礎学力やさまざまな知識を習得すること。教師が質の高い授業を行うことはもちろん、きちんと生徒が内容を修得できているのか、S時限の確認テストや補習などで一人ひとりをきめ細かくフォローします。そのうえで、〝考える〟つまり得た知識を運用して思考・創造を行い、企業等と連携しながら〝実践する〟ことで課題を解決まで導くスキルや協調性、リーダーシップを養っていきます。たとえば、3年生で取り組む卒業論文。3年間に得た知識や体験から、自分の興味のあるテーマを選び、掘り下げて考え表現していきます。
また、『クリエイティブ・アクティビティー』という授業では、さまざまなジャンルの25講座から生徒の興味に応じた1講座を選択、中学1~3年生が学年を超えて協力し合うことで、創造性や個性を育みながら、協調性やリーダーシップを育みます。さらに、企業と連携して商品開発のプロセスを学び、開発意図やターゲットの選定などマーケティングを実践的に勉強します。この企業連携プログラムを終えた生徒たちは、他人の考えを理解する姿勢や、自分の考えを伝える方法が格段に上達して、本当に驚かされます」
バランスよく英語を習得。異文化を理解する国際教育
「今は、自分の活躍する場所を国内だけでなく海外まで広げることができるすばらしい時代」と、猪狩先生は言います。「そのために中学で必要なことは、まず英語の4技能(読む・書く・聴く・話す)をバランスよく高めること。異文化を理解するためにも語学はやはり重要です。テキストの復唱だけでなく、会話やプレゼンテーションなどアウトプットの方法も学ばせています。また、生徒が直に体感することを重視し、開校以来海外研修を積極的に行っています。中3でヨーロッパ文化の源流ともいえるローマ帝国やルネッサンスを生んだイタリアに、高2では英語圏を訪れます。いずれも事前学習に時間をかけて行うことで、現地での体感をより深いものとしています」
人格形成に最も大切な時期。中学での経験が未来を変える
「中学の3年間は大きな将来に向けて人生観ができていく時期」と言う猪狩先生。「その大切な時期に文理でしかできない体験を積んで、生きる力を育んでほしい。文理は海外を経験した生徒も多いので、生徒たちには多様な価値観を受け入れるキャパシティの広さもあります。世界で活躍する先輩たちもたくさんいる。文理に入って世界を身近に感じながら、アクティブにさまざまなことに挑戦してください」
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
西武学園文理中学校
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☎ 04-2954-4080
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