ここ数年で難関大学への進学実績率がアップ! 「学力を伸ばす」学校として注目度もアップ!
面倒見の良い指導で学習意欲を引き出す
国公立大や、GMARCHなど難関私大への大学進学実績が伸び、「6年間で学力を伸ばしてくれる中高一貫校」として知名度が高い多摩大学目黒。とくに、ここ6年間の伸びには目を見張るものがあります。躍進の理由を進路指導部長の荒尾吉宣先生と、入試広報部長の井上卓三先生に伺いました。
「本校はもともと女子商業学校からスタートしましたが、1996(平成8)年に共学校化し、中高一貫校へと生まれ変わりました。以来、『中高一貫校への脱皮を図る』ということで、指導してまいりました。まずは、生徒たちの“自分の将来”に対する気持ちを掘り起こし、それを現実化するため、教員が180%バックアップするという体制を整えてきました」(荒尾先生)
当初は、先生によるセミナーや補講が頻繁に行われていたそうです。補講は放課後に3~4時間、日曜日は6~7時間、時には夜10時までに及ぶこともあったそうです。
「現在、生徒たちは自ら考え、学習するまでに成長したので、当時ほどの補講は行っていません。しかし、私たち教員は生徒たちの“Want to”に応えるべく、サポートし、マネジメントすることを重視しています。それが進学実績につながっているのだと思います」(荒尾先生)
学習のみならず生活態度、興味、周囲との関係など、生徒一人ひとりの成長過程を温かく見守っている同校。井上先生は、そんな校風も影響していると言います。
「本校では“生徒も参加する授業”を行ってきました。また、生徒一人ひとりの学習に対する意欲も、進路に対する意識が目覚めるタイミングも違うので、その生徒に合ったタイミングで言葉がけするようにしています」(井上先生)
だから、ベストなタイミングで生徒の「やる気」を引き出し、進学実績につなげているのです。しかし、学習だけでなく、クラブ活動にも積極的なのが同校の特徴です。
「今年、現役で筑波大に合格した生徒は中学ではサッカー部のキャプテン、高校では生徒会の役員をやっていましたね。また、同じく現役で慶應義塾大に合格した生徒も、高3まで野球部キャプテンとして活躍していて、本格的に受験勉強を始めたのは高3の夏でした」(井上先生)
「そういえば、クラブ活動でチームプレーをしていた生徒に伸びる生徒が多いですね」(荒尾先生)
「多摩大式ICT」の活用がスタート
同校では、この4月から同校独自のITシステム「多摩大式ICT」の活用を開始しました。たとえば授業で要望が多かった問題の解説や板書などをネットにアップして、学習をサポートしたり、行事など学校の様子を保護者に向けて発信しています。生徒や保護者は、パソコンやスマホなどで確認します。
「『多摩大式ICT』はまだまだ構築中ですが、教員からのメッセージをより多くの生徒に届けられるようにしていきたいと思います」(荒尾先生)
最後にどんなタイプの生徒に同校で学んでもらいたいか、聞きました。荒尾先生は「何事に対しても前向きに楽しみ、取り組める子ですね」と、井上先生は「エネルギーのある、“伸びしろ”のある子に入学してほしいです」とのことです。
面倒見の良い先生方に、穏やかな校風のなかで育まれる学力。今後もますます難関大学へチャレンジ、合格する生徒が増えそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
多摩大学目黒中学校
[学校HP]http://www.tmh.ac.jp/
〒153-0064 東京都目黒区下目黒4-10-24
Tel. 03-3714-2661
最寄駅/
JR・東急目黒線・メトロ南北線・都営三田線「目黒駅」徒歩12分またはバス「元競馬場」徒歩1分。
スクールバス:東急東横線・メトロ日比谷線「中目黒駅」からあり。