「集まれ!サイエンス大好き女子」 実験やフィールドワーク満載の課外活動
サイエンス・アドベンチャースタート!
「サイエンス・アドベンチャー」と名付けられた課外活動は、「理科の楽しさをもっと知ってほしい。実験や研究にもっと触れさせてあげたい」という先生方の熱い思いから始まりました。中学生から高校生まで、希望者が「生物」「化学」「物理」「コンピューター・サイエンス」の4つの分野から選んで参加する週1回の放課後の活動です。
“リケジョ”の活躍が注目される一方で、中高の理科に苦手意識を持ってしまう女子が多いのも現実です。しかし、そんな中「サイエンスをもっと深めたい!」という生徒が自然と増えていくよう課外活動をスタートしました。
「理科は苦手と思っている女子が多いと思っていたのですが、スタートすると多くの応募があり、実は理科への興味が高いことがわかりました。今は中高合わせて約50人が活動しています」と話す宮﨑慶子先生は生物担当。生徒がフィールドワークで見つけたカナヘビの卵の孵化に成功し、かわいらしい赤ちゃんを見せてくれました。
「恵泉には、園芸の授業もあるので、生徒たちは生き物にも慣れています。カナヘビもかいがいしく世話をしていました。生物では、植物・昆虫の標本作りや魚の解剖から始まり、恵泉大近くの雑木林や田んぼ、海などに出かけて行って、実際にそこで生き物や植物などを観察したり分析したりしています」(宮﨑先生)
サイエンス・アドベンチャーって楽しい!
4つのフィールドで探究し理解を深める
ほかの3つの分野でも、実際に実験や研究をすることを重視しています。化学では自然界の物質をとりだすために分離の実験をしたり、大学を訪問して共同で実験をしたりしています。コンピューター・サイエンスではPCの解体やプログラミングに挑戦します。物理でも電池のエネルギー総量を測る実験をし、全国コンテストに応募するなど、学外にも目を向けています。
「中学生から高校生まで一緒に取り組み、共に目標に向かっていく雰囲気があります」(宮﨑先生)中高生の縦のつながりができ、新たな交流の場にもなっているそうです。
「今後はさらに研究の楽しさを味わってほしい。見えないことを研究し明らかにすることで、今までとは違った世界が見えてくるんですよ」(宮﨑先生)携わる理科の先生たちは、授業以外の時間にも様々なアイデアを出し合って、生徒たちに理科の楽しさを伝えようと準備しているそうです。「理科が楽しい!」という生徒がますます増えそうです。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
恵泉女学園中学校
[学校HP]http://www.keisen.jp/
〒156-0055 東京都世田谷区船橋5-8-1
Tel. 03-3303-2115
最寄駅/
小田急小田原線「経堂駅」「千歳船橋駅」徒歩12分。