私学探検隊

全員が1年間留学! 視野が広がる国際コース(高校)の学び

心が大きく成長したニュージーランド留学

橘学苑高等学校の国際コースは、全員が高2の1年間、ニュージーランドへ留学します。現地校で単位を取得できるこのカリキュラムは神奈川県で唯一のもので、高校時代に海外留学をしたいと考えている受験生親子に注目されています。今回は、昨年度、実際に留学を経験した高3のC.Uさんと、今年国際コースに入学し、留学の準備を進めている高1のI.Hさんにお話を伺いました。

昨年、ニュージーランドから帰国したUさんは、中学受験の段階から国際コースに入りたいと考えていたそうです。いとこがシンガポール在住だったことから、もともと海外に興味があったのだとか。そして、見事に希望を叶え、留学を終えた今、自分自身の成長を実感しているそうです。

「まず、英語が通じる楽しさを知りました。また、キリスト教の学校だったので、宗教観の違いも実感しました。日本では宗教というと厳粛なイメージがありますが、海外ではコミュニティーのひとつであり、教会に集まってみんなで歌を歌ったりして、交流を深める場になっています。そして、世界から見た日本のイメージが間違っていたり、中国、韓国と混同されていたりすることもありました。ホストファミリーの4つ下の男の子は日本には今もサムライがいると思い込んでいたので、『違うよ』と教えてあげました」(Uさん)

ニュージーランドのホストブラザー、ホストシスター(4人姉弟)と過ごすC.U.さん

ニュージーランドのホストブラザー、ホストシスター(4人姉弟)と過ごすC.U.さん

留学中は1年間ホストファミリーの家で生活し、日本語の通じない環境です。困ったことが起きた場合は支給されている携帯電話で現地コーディネーターに相談できるシステムですが、できるだけ自分の力で解決したといいます。「ひとつひとつ自分でぶつかり、解決していくことで力になっていきます。それが留学のいいところですね」とUさん。現在はこの経験を糧に大学進学に向けて頑張っています。

海外への関心が深まった中学時代の授業と研修

同校では中学で3年間かけて「世界との出会い」というプログラムを実施。いろいろな国の方に講師に来てもらい、その国の文化について学ぶ機会があります。また、中3では全員がイギリス研修に行き、ホームステイを経験します。Hさんは中学時代、こうしたプログラムを通じて海外の文化や英語に興味を持ち、国際コースに進学しました。中学時代担任だった水落亮介先生も「クラスの中でも特に海外の国々への関心が深く、熱心に調べていました」と振り返ります。また、両親が外国人のため、外国語でのコミュニケーションの重要性を学んだそうです。

「イギリスで初めてホームステイを経験し、もっと海外経験を積みたいと思いました。1年間の留学は不安もありますが、現地で困らないように今から家事の手伝いなどを積極的に行うようにしています」(Hさん)

国際コースの1年生は、ニュージーランド留学に備え、現地についての調べ学習を行うなど、準備を進めています。「この留学を通じて誰とでもフレンドリーに話せるようになり、将来は通訳など、人と関わる仕事を目指したい」というHさん。留学を経て、逞しく成長する姿が今から楽しみです。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

橘学苑中学校
[学校HP]http://www.tachibana.ac.jp
〒230-0073 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-10-35 Tel.045-581-0063
最寄駅/
JR京浜東北線 鶴見線「鶴見駅」・京急本線「京急鶴見駅」、東急東横線「綱島駅」、JR横須賀線「新川崎駅」、JR横浜線・市営地下鉄BL「新横浜駅」からバス「橘学苑・橘テニスアカデミー前」。

この学校の詳細情報を見る