私学探検隊

成長につながる“気づき”が生まれる!久我山の国際交流

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同校は、国学院大学の付属校として男子は武道、女子は日本文化をきちんと学べる講座を設けています。そこで国際教育も、日本文化を世界に発信できる生徒の育成を目的に推進。海外語学研修だけでなく、部活動に熱心に取り組む生徒も参加できるよう、学内や学校周辺で実施するプログラムの充実に力を入れています。

5月の『英語で地域探訪』(中3~高2の男女30名が参加)では、国学院大学で学ぶ各国からの留学生を迎え、生徒がガイドとなって専光寺、妙寿寺、高源院を巡りました。その3週間後には、インドネシアから中学生44名が来校。授業や昼食、地域探訪などに付き添うバディ(高1・高2男女)を募ると、90名を超える応募がありました。

佐野智仁くん(高2)は2つのプログラムで活躍した1人ですが、「高1のイギリス語学研修に参加しなければ、今の自分はなかった」と言います。「積極的なタイプではありません。ただ、国際交流に興味があったので参加してみると、外国人と対等に話せることがわかり自信がつきました」。今年度は名所の案内にとどまらず、参拝の仕方など、自身の知恵を積極的に伝えています。「インドネシアの留学生は勉強熱心で、よく質問されました。相手の期待を裏切らないよう、英語を駆使して返答するのは大変でしたがやりがいがあり、知識を増やすために本を読むようになりました」

南部亜紀さん(高2/硬式テニス部部長)は、英語が好き。コミュニケーションが好きな活発女子です。今回の『英語で地域探訪』でも、お寺を巡りながら自己紹介に始まり、仲良くなるためのフリートークを体験できたことが「一番の収穫だった」と言います。

学校をテーマに取材し、オリジナルの英字新聞を作る学習プログラム「The Student Times Project」(中3~高2の男女44名が参加)では編集長を務めました。「部活と同じように進めれば大丈夫、と思っていましたが、編集長(リーダー)はみんなを率いるのではなく、意見を聞いて微調整する立場であることを知り、意見をまとめて1つのものを創り上げることの大変さを味わいました。この経験を活かして、部活動の夏合宿でもミーティングのスタイルを(トップダウンからボトムアップに)変えて団結を図っています」
4ページのタブロイド判に盛り込む内容から話し合い、取材やアンケート調査を行い、英語での記事制作では表現にこだわった「THE KUGAYAMA TIMES」は、学内で配布しています。ぜひ手に取って久我山生の力を実感してください。

留学生との交流で箏曲部が活躍!
「おもてなしの心と鍛錬してきた楽器で日本文化を伝えることができました」

 「やさしい先輩に惹かれて入部したものの、箏と三味線の演奏技術を習得するのは大変だった」と口を揃える高3部員。それを乗り越え、合奏の楽しさや確かな絆を感じられるようになり、いよいよ引退が近づいた今春、2つの国際交流プログラムに協力を依頼されました。「私にとっては初めての国際交流だったので不安もありましたが、山岡さん、平澤さんをはじめ、イギリス語学研修に参加したメンバーが複数いたので心強かったです。終わってみれば、日頃の活動の成果を活かすことができてよかった」と部長の中村さんが言うように、日本の楽器を通じて交流することができました。

 役に立ったのは、女子特別講座で養ってきたおもてなしの心です。箏曲・三味線の紹介では、「英語を母国語としない留学生にも理解してもらえるよう、表現に配慮しました」(山岡さん)。合奏曲に選んだのは『千本桜』です。「演奏すると、留学生が『知ってる!』と言ってくれて、日本の文化に興味をもってくれているんだと、嬉しい気持ちになりました」(山岡さん)。箏曲の個別体験では、河原さんは『国歌』で、斎藤さんは『桜』で相手の心をつかみました。「私が君が代を弾くと、留学生もインドネシアの国歌を弾いてくれて感激しました」(河原さん)。「日本文化を『知ってほしい』という気持ちがあれば伝わります。相手が喜ぶと私も嬉しくてもっと伝えたくなるという、いい循環を体験できて幸せでした」(斎藤さん)

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

国学院大学久我山中学校
[学校HP]http://www.kugayama-h.ed.jp/
〒168-0082 東京都杉並区久我山1-9-1 Tel.03-3334-1151
最寄駅/
京王井の頭線「久我山駅」より徒歩10分

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