私学探検隊

スーパーイングリッシュコースが本格始動!進化し続ける秀明の英語教育

1978年の開校以来、英語教育に力を注いできた秀明中学校。TESOLの資格(英語を母国語としない人々に英語を教える特別資格)をもった先生や、経験豊かなイギリス人の先生が8人在籍し、日本人の先生と息の合ったチームティーチングで生徒の英語力を伸ばしてきました。そのノウハウと経験を生かして、今年から「スーパーイングリッシュコース」を新設。英語の授業をはじめ、美術や家庭科、音楽などの実技科目もオールイングリッシュで行われるなど、革新的な取り組みが行われています。「英語の授業がすごく楽しい」という4人の生徒のみなさんと、先生方にお話を伺いました。

週に10時間の手厚い授業で期待以上の成果を実感!

「英語はコミュニケーションツールなので、ペアになったりグループで話し合う機会をできるだけ多くもったりと、チームワークを大切にしています」と言うのは、ジェイソン・デムステッダー先生です。「生徒が受け身ではなく、つねにアクティブに自ら動かなければいけないというレッスンを組んでいます。生徒への質問もクローズドクエスチョンではなく、『どう思う?』と、つねにオープンクエスチョンで問いかけます。スタートして5カ月で期待以上の成果が上がっています」との先生の言葉どおり、取材した授業でも臆することなく、笑顔で流暢に英語を話す生徒たちの姿が見られました。

伸び伸びと学べる環境の一つに、新しく作られた「イングリッシュ・スタディ・センター」があります。「上座や教壇などもなく、自然と意見が言い合えるように、みんなで囲める丸いテーブルや、リラックスして話ができるソファなどを準備しました」と、英語科の山本恭子先生。「教科書も平面的なものではなく、一人一台のiPadに入ったデジタル教科書を使いながら、音を聞いたり、画像を見たり、調べものをし、一方的に教わるだけではなく、生徒自ら積極的に調べ、発信する姿勢も身につけていきます」
昼間はイギリス人の先生が「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能と、英会話の6時間を担当。日本人の先生は寮制を生かした夕食後の夜間学習で、文法を4時間担当し、大学受験にもしっかりと対応していきます。

将来のさまざまな進路に対応。国際舞台で活躍できる人を育成

「海外の大学への留学はもちろん、受験でも使える英語を鍛えるためにスーパーイングリッシュコースを新設しました」と言うのは、五十子信彦校長です。もともと医療系の大学に進む生徒が多い同校では、英語の文献を読むのに高い英語力は必須でした。さらに、近年では海外の大学進学を目指す生徒も増えていて、より高いレベルの英語教育が求められていると言います。「これから、さらに英語力を高めていって学校全体を活性化し、将来国際化時代を引っ張っていく存在になってほしい」と、五十子校長は期待を寄せます。デムステッダー先生も「生徒たちには、真の国際人になってほしいと思います。必ずしも海外に出てほしいのではなく、ツールを使いこなせれば自分の意見を世界に発信することも可能です。このクラスでいろいろな気持ちを表現して、創造性を発揮できる、国際舞台で活躍できる人間に育ってほしいと思います」。

生徒にSpecialインタビュー!
秀明とスーパーイングリッシュコース(以下、SEC)を選んだ理由を教えてください

柏木美紅(みく)さん 規則正しい生活を身につけたかったので、寮生活の秀明を選びました。英語を話せるようになりたかったので、副教科も英語で行われるSECに入りました。
相澤慶佳(よしか)さん 私は外交官になって領事館に勤めるのが夢なので、海外で使える英語を習得したいと入学を決めました。寮生活で充実した時間を過ごしています。
雨宮叶実(かなみ)さん 私は国際社会で通用する英語力を身につけたいと入学を決めました。
江川麻梨香(まりか)さん 経験を積まれたイギリス人の先生がたくさんいるのがいいなと思いました。

入学して5カ月、変わったと実感するところはありますか

柏木さん 最初は単語でしか話せなかったのですが、文章で話せるようになりました。変わったのは、5月の中旬に英語で日記をつけ始めたくらいからです。 
雨宮さん 私も最初は話すことが怖かったのですが、今は抵抗がなくなりました。通じないかもしれない怖さより、通じる楽しさが上をいくといった感じです。
相澤さん 最初は先生の話すスピードが速く感じて、単語しか聞き取れず、意味も理解できませんでした。でも、イギリス人の先生が日本語もわかってくれているので安心です。間違うと、正しい英語ですぐに言い直してくれます。
江川さん 最初は英語で言われると、頭の中が混乱していました。変わった点は、毎日、英語の日記を書いているのですが、わからない単語を積極的に調べるようになったことです。

授業は楽しそうですね

相澤さん 教科書に載っているような英語だけではなく、会話で使える生きた英語が聞けるのがいいです。
柏木さん イギリス人の先生から教わるうちに、耳が慣れてきました。
雨宮さん 私は短期で留学もしていたのですが、毎日、本場の英語が聞けてうれしいです。
江川さん タブレットを使いながら授業を受けるので楽しいです。

英語で学ぶ音楽の時間も笑顔で楽しく!

英語で学ぶ音楽の時間も笑顔で楽しく!

寮生活で良い点はありますか

柏木さん 夕食後には夜間学習があって、日本人の先生から文法などを学びます。だらけず、しっかり勉強できるのがいいと思います。
雨宮さん 昼間はイギリス人の先生、夜間学習では日本人の先生の学習です。わからない英単語や文法も、すぐにみんなと聞き合えるのもいいですね。
相澤さん 私はあまり勉強したくないタイプなのですが(笑)、夜間学習でもただ座っているだけではもったいないと、受け身だったのが積極的に勉強するようになりました。
江川さん 生活面では、洗濯や身のまわりのことも自分でやらないといけないし、バランスよく食べるようになりました。

将来、英語を使ってどんなことをしたいですか

柏木さん 英語をたくさん話せて、世界とつながることができたらいいなと思います。
雨宮さん 私は日本の伝統文化に興味があって、日本舞踊、弓道、箏、三味線などをやっています。特技を生かして、外国の人と通じる機会が
もてたらうれしいです。
相澤さん 私は赤毛のアンが好きなので、将来はカナダの領事館に勤めたいと思っています。英語を使って、海外で日本人の手助けがしたいと思っています。
江川さん 私はインタビュアーに興味があります。外国の人と日本人をつなぐ仕事ができたらいいなと思っています。

最後に、受験生のみなさんへメッセージをお願いします

柏木さん 海外の人と関わりたいとか、英語を真剣に勉強したいならSECはおススメです。
雨宮さん 私は寮生活を勧めます。決まりをみんなで守ったり、自分のことは自分で全部やることは、将来、きっと役に立つと思います。 
相澤さん 私は英語を話せるということは、とても大事なことだと思います。みんなが英語を話せるようになって、英語に強い国際的な日本ができるといいなと思います。SECなら英語を話せるようになりますよ。
江川さん 週に10時間、英語を学ぶ時間があるので、充実した授業が受けられます。

「英検3級の問題をひたすら解いて受験勉強をした」という、英語が大好きな4人のみなさん。「毎日英語を話すことが楽しい!」と話してくれました。ぜひ、学校説明会や授業公開に足を運んで新コースを体感してください。

 

※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

秀明中学校
[学校HP] http://www.shumei.ac.jp
〒350–1175 埼玉県川越市笠幡4792
Tel. 049–232–6611
最寄駅/
JR川越線「笠幡駅」徒歩5分。
JR川越線・東武東上線「川越駅」からバス「かすみ野入口」徒歩2分。

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