デザイン思考の体験型学習で学ぶ起業家精神
自分の人生を自分で切り開く力をつける
2020年度の大学入試改革やICT化など急速な教育改革が進む中、「プロダクティブな創造性」と「起業家精神」の育成を掲げるのが瀧野川女子学園中学校です。
「2020年代には現在の職業の半分がなくなると言われています。これからは仲間と協力し、新しい仕事を自分で生み出す力が求められる時代。本校では、自分で人生をつくりだせる人材を育てる教育をしていきます」と山口龍介理事・副校長は語ります。
独自の「創造性教育」で起業家精神を養う
その要となるのが、中1から高2までが学ぶ同校独自の「創造性教育」。生徒がチームとなり、具体的な商品やサービスを生み出すプロジェクトです。さまざまな体験をしながら、新しいものを生み出す思考やプロセスとなる最先端の「デザイン思考」を身につけます。
中1は理想の街づくり、中2はロボットデザイン、中3はパブリック・スピーキング、高1は商品開発がテーマ。高2は集大成として、学園生活の再デザインをテーマに、出資、商品企画・製造、販売まで行います。プロジェクトを進める中で、プログラミング、ロボットデザイン、テクノロジーなど最先端教育のほか、会計や事業計画の基礎も習得します。
2016年度は、創造性教育の総仕上げとして、高2が修学旅行で訪れたハワイ大学で、自ら企画開発したオリジナル商品の販売にチャレンジ。111名9チームが参加し、和の布を使った雑貨など、チームごとにアイデアを駆使したユニークな商品が並びました。最終的に888ドルを売り上げ、その金額を全額教育基金へ寄付するなど大成功に終わりました。
「自分たちで出資金を出し合い事業計画を練り、実際に事業を立ち上げて利益の再分配までを体験。一連の流れを経験することで、事業のダイナミズムが学べたはずです。チャレンジしてやり遂げることや、イノベーションとはどういうことかが理解できたと思います」と山口副校長。
スピードと学び合いの最先端ICT教育
同校のもうひとつの特色は生徒全員が所有するiPad Proを全面的に使った双方向のICT教育です。スピード感はもちろん、ほかの生徒の回答例などを画面上で同時に見ることができ、生徒同士の“学び合い”にもなっています。
「みんなで考え方を共有することで、“わからない”がなくなります。考え方や答えは決してひとつではなく、さまざまなアプローチや答えがあることが理解できるのも、ICT教育のメリット。もちろん、授業の進度も格段にスピードアップしています」(山口副校長)。
創造性教育と最先端のICT教育を取り入れた中高6年間の学びは、「思いを形にして、自分の望む人生を手に入れる」ことを後押ししてくれます。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
瀧野川女子学園中学校
[学校HP]http://www.takinogawa.ed.jp/
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