「チーム昭和」の合言葉のもと学校改革が相次ぐ同校ですが、伝統的に知・徳・体を育む全人教育を展開。部活も強豪が多いなか、今回は新体操部をご紹介!
大会実績は、チームワーク・団結力・組織力の賜物
団体・個人ともに、各全国大会での優勝や上位入賞の実績を誇る同部。新体操は、リボンやボールなどの手具を使いながら音楽に合わせて演技をしますが、新体操の技術とともに芸術性も問われるスポーツです。そして、団体の試合でフロアに立てるのは5人だけ。
お話を伺った中学部長の宮田侑莉亜(ゆりあ)さん(中3)は小1から、吉岡珠里(じゅり)さん(中2)は幼稚園の年中さんから新体操の道へ。とはいえ、もちろん未経験でも入部できます。監督・顧問であり、ご自身も新体操の選手だった保健体育科の塩屋恵美子先生は言います。「高校には『昭和学院の新体操部に入りたい』と精鋭たちが入学してきますが、中学では誰をも受け入れ、可能性の芽を伸ばしています。経験者、未経験者を問わず、目標に向かって努力することが大切なのです」。クラブチームではなく部活だから、と先生。「本校が実績を出せているのは、ダイヤモンドの原石が集まっているからではなく、“チームワーク・団結力・組織力”の賜物だと思っています。その昭和魂をもった子がフロアに立つことは、やはりうれしいですね」
〝人としてどうあるべきか〟が部活の一番の基本
中学生への指導は“目を見て、人の話を聞くこと”の徹底から始まります。「しっかり話を聞いて、きちんと返事ができることが基本。技術はそのあとです」と先生が言うように、同校のすべての軸である〝人としてどうあるべきか〟という基本姿勢を最も大切にしているのです。
「『私たちはできる!』と信じているからでしょう、生徒たちは本番に強いですね。〝100%の力を発揮できる率〟は、どこにも負けないと思っています」と先生は言いますが、普段から何よりもメンタルが鍛えられていることがわかります。
「楽しいだけだった小学校時代とは違い、中学では上下関係のなかで、いろいろ学ぶことができました。自分が部長になって、何かを伝えるときにどうすれば相手が気持ちよく聞けるかを考え、言葉を選ぶようになりました」と宮田さんが言えば、「練習はキツいですが、本番で味わえる達成感がすごいので、何事も頑張ろうと思えるようになりました。勉強面でも時間の使い方を考え、計画を立ててやっていけるようになりました」と吉岡さん。
「あいさつやメリハリのある行動、周囲への気配り、感謝の気持ちをもつことなどを日ごろからしっかり意識させているのですが、それが演技への心構えや真摯に取り組む姿勢につながっています」と、厳しくも温かく見守る塩屋先生の指導のもと、今年の活躍にも注目です。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
昭和学院中学校
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