私学探検隊

全国大会で上位入賞常連の地理研究部と、全国大会に出場経験をもつバドミントン部。それぞれに受け継がれる熱い思いがあります。

「手作り」にこだわったジオラマは地形と人々の生活の関わりがテーマです(地理研究部)

2014年にモジュール部門で優秀賞を受賞した「紫陽花の頃、花にあふれる夢の宮ノ下駅(夜景)」。実際にみんなで取材に行き、当時咲き誇っていたアジサイの彩りの美しさや香りまで、忠実に再現しています。

2014年にモジュール部門で優秀賞を受賞した「紫陽花の頃、花にあふれる夢の宮ノ下駅(夜景)」。実際にみんなで取材に行き、当時咲き誇っていたアジサイの彩りの美しさや香りまで、忠実に再現しています。

地理研究部は主に毎年夏に開催する「全国高等学校鉄道模型コンテスト」に、鉄道のあるジオラマを出品していて、2012年度にモジュール部門全国7位入賞、2013年度には同じくモジュール部門で全国1位(最優秀賞)、2014年度はモジュールと一畳の2部門でいずれも全国3位(優秀賞)に入賞するなど、輝かしい成績を残しています。地理研究部なのになぜ鉄道なのか?との問いかけに、「私たちはもともと地形や風景を作ることにこだわりがあり、土地(の地形)や人々の生活との関わりをテーマにジオラマ製作をしてきました。企画・プレゼン~製作までの道のりは長く、今では「チリケン」の活動のほとんどを占めています。」と部長のSさん。そんな地理研のこだわりは「手作り」。「既に作られた物を使うのは簡単ですが、私達はなるべくそういうことはせず、自分達で作れないか考えます。材料は身近にあるものを使うことがほとんどです。針葉樹を爪楊枝で作ったり、花を和紙で作ったりと過去の具体例は多種多様です。」これだけ聞くと手先が器用でないと難しいのでは、と思うのですが、そんなことはないようで、実際Sさんも、もともととても不器用だったのが、活動するうちに段々と細かい作業ができるようになったそう。地理研究部では、昨年横浜にある原鉄道模型博物館で、かんたんなジオラマ製作の「工作教室」を開催しました。今年も、同校で行っている土曜学校開放「ふじみ倶楽部」で工作教室を開催するそうなので、興味がある人は是非、足を運んでみてください。

先輩たちの熱い思いを受け継いで全国を目指す(バドミントン部)

バドミントン部は創部40年を超える伝統があり、先輩には全国大会出場やオリンピック出場の実績を持つ人もいる強豪校です。そんなバドミントン部の活動する体育館からは現役生の「ファイト!」という掛け声にまぎれて、たくさんの人が指導する声が聞こえてきます。OGたちがお世話になったバドミントン部に恩返しがしたいと、仕事や家庭の合間をぬって後輩の指導に来てくれているのです。ここ数年は、毎年県大会に勝ち上がっているものの、全国大会・関東大会には出場することができていませんが、選手たちは今も、常に全国を目指して練習をしています。自分自身の成長や達成感を感じる為に。そしてたくさんの先輩たちの思いを背負って。先輩たちの熱い思いが、今もバドミントン部に受け継がれています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。

横浜富士見丘学園中学校
[学校HP]http://www.fujimigaoka.ed.jp/
〒241‐8502 神奈川県横浜市旭区中沢1‐24‐1
Tel. 045‐367‐4380

最寄駅/
相鉄本線「二俣川駅」徒歩12分。

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