来春、高校制服が新しいデザインに一新 元気で明るく、未来に翔ばたくイメージに
創立理念の「女性の自主・自立」を重んじつつ、多様性と柔軟性を兼ね備えた「元気な女子校」というイメージがぴったりな共立女子中学校。創立直後から続く伝統的な制服は、中学がセーラー服、高校はダブルのブレザーでしたが、来年、高校創設70周年にあたり、高校の制服を一新。同校一期生OGで、同窓会会長でもある世界的デザイナー桂由美さんがデザインを手がけています。
「共立の歴史と伝統を伝えてきた現在の制服にも非常に愛着があるのですが、70周年というのもひとつの節目。共立女子らしい伝統にこれからの時代にふさわしいデザインを取り入れることで、新しい未来につなげていきたいと考えています」と同校の児島博之校長。
桂さんのデザインコンセプトは「清純で品格がありつつ、着ていて明るく元気になれる制服」。冬服は2つボタンのシングルブレザーにプリーツスカート。素材の特徴を生かし、襟の縁やポケット、スカートのヒダに上品な光沢を出すことで、知的な印象を与えています。ボタンに採用した鳩のエンブレムは「輝き翔ばたく」をイメージ。鳩のモチーフとkyoritsuの文字を組み合わせたデザインは同校の美術科教諭が考案しました。やさしいピンク色が清潔感を感じさせるシャツに、ネクタイは華やかで上品な「ユミブルー」をベースにしたデザイン。ネクタイの柄のチェックの交点には、生徒の「輝く心」を表すラメを施すなど、細部までこだわりました。
夏服は半袖ブラウスとプリーツスカートに加え、オプションでチェックのスカートも。桂さんの「統一感を大切にしながら気分転換もできる要素を加えて、より愛着をもってほしい」という思いから実現しました。スタイリッシュなデザインは在校生にも好評で、中3生は今から高校で新しい制服を着るのを楽しみにしているといいます。
入試改革で英語力も重視
インタラクティブ入試を導入
時代に合わせた入試改革に取り組む同校では、2年前から合科型入試をスタート。さらに来年度は「英語インタラクティブ入試」を2月3日午後に導入します。これはネイティブ講師とゲームや対話をすることで英語力やコミュニケーション能力を測る新しいタイプの試験。秋には模擬体験イベントも実施予定です。また、海外帰国生の入試日程を1カ月前倒しし、募集人数も20人に倍増。試験科目も国語と英語から選択可能です。
これらの入試改革の目的について、児島校長は「いろいろなタイプの生徒たちが一緒に学ぶ多様性、柔軟性が大切。さまざまな経験や文化を持つ子たちが積極的に関わり合う中で、共立女子らしい真のグローバル・リーダーを育てていきたいと考えています」と語っています。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
共立女子中学校
[学校HP]http://www.kyoritsu-wu.ac.jp/
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最寄駅/
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