多様な価値観のなかで自分の強みを発揮し 活躍できる女性を育てる国際プログラム
国際プログラムのなかで視野を広げるとともに自己肯定感を育む
国際社会で活躍するために、さまざまな仕掛けを設けている星美学園。担当の佐藤寛子先生に、国際プログラムについてお話を伺いました。
「生徒たちが社会に出る頃には、さらに外国の人と働く機会は増えるでしょう。多様な価値観を持つ人がいるなかで活躍するためには、自分がその集団のなかで何ができるかを見極めて、状況に応じて力を発揮することが大切です。一人ひとりが得意とする分野でリーダー性を発揮するという考え方を『共有型リーダーシップ』と言いますが、本校ではこの概念を国際プログラムにも取り入れ、あらゆる可能性に目を向け、自分の強みを伸ばしていけるような取り組みを行っています」
中学1・2年では、ネイティブ教員の授業や研修を通じて英語を話す楽しさを知り、苦手意識を払拭していきます。中学3年次には希望制で2泊3日のイングリッシュキャンプを行います。また、週に1時間、実践的な英会話力やプレゼンテーション力、国際社会への関心を高めるための授業がスタート。日本人とネイティブの教員で英語による自己紹介やプレゼンテーションの練習をしたり、英語劇をしたりすることで、語彙を増やし、英会話力を磨きます。また、外部から講師を招き、英語での講義とワークも受講します。
3カ国から選ぶ海外研修
高校1年では、3月に実施される海外研修に向け、事前学習を行います。旅行会社の方や国際協力機構の方を招いて話を聞いたり、訪問する国の状況を自分たちで調査したりします。そのうえで、韓国・フィリピン・香港のいずれかの国へ行き、姉妹校との交流やホームステイ、フィールドワークなどを行います。帰国後は得たことをレポートにまとめ、仲間と共有していきます。受け入れ先が姉妹校だからこそ、安全面での心配も少なく、生徒たちは伸び伸びと学ぶことができます。
星美学園の国際プログラムで特徴的なのは、自分の長所を見つけ将来の方向性を考えるためのキャリア教育の要素を取り入れていること。これまで経験したことや、そこで考えたことをじっくり振り返ってみたり、ディスカッションしたりするなかで自分の価値観を見つけていきます。「生徒ひとりひとりが自分の良さに気づき、社会にどのように貢献できるかを常に考え、集団のなかで自分の強みを発揮できるようになってほしいですね」(佐藤先生)
フィリピン
ストリートチルドレンや貧困層の家族を訪問するなど、ボランティアの要素が強いプログラム。自分が置かれた状況と全く異なる彼らとの交流を通じて理解を深め、貢献することの喜びを知ります。
香港
3カ国のなかで最も語学力が試されるプログラムで、現地校の授業を受けて英語力を磨きます。また、アジア有数の金融都市であり日本企業が多く進出している香港で、経済格差や国際社会・ビジネスを学びます。
韓国
姉妹校との交流やホームステイで異文化への理解を深めます。日本のメディアが伝える情報以外の事を現地の人たちから肌で感じ、自らの目で見て考えや意見を深めていくことの重要さを知ります。
※上記はNettyLandかわら版の抜粋です。全容はこちらをご覧ください。
星美学園中学校
[学校HP]http://www.jsh.seibi.ac.jp/
〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14
Tel.03-3906-0054
最寄駅/
メトロ南北線・埼玉高速鉄道線「赤羽岩淵駅」徒歩7分。JR京浜東北線 埼京線 湘南新宿ライン「赤羽駅」徒歩10分またはバス東京北社会保険病院行乗車5分「師団坂通り」下車すぐ。